明日、震災より丸2年を迎えます。
この2年様々な事がありました。
振り返ると、今までの人生で一番長かった2年のような気がします。
いまだ行方不明の方は全ての被災県で2688人。
KUMIKOのある須賀川市でも1人がまだ見つかっていません。
そして人口の県外流出。
福島では、全国最多の人口が県外に流出したと書きましたが、
しかし、95%の県民は残っています。
最近、県内に残っている子どもたちからの発言をメディアで耳にする機会が多くなりました。
「将来、福島再生の力になるために○○を目指します」多くはこんな発言です。
それは、医療の現場であったり、放射能に取り組む研究であったり、様々です。
耳にする度、勇気づけられています。
震災復興応援ソング「花は咲く」にも元気を貰いました。
東北出身のタレントたちがワンフレーズづつ歌っていく映像が胸を打ちます。
そしてもう一つ、
ドリカムの歌う「何度でも」
2005年に放映された救命救急の医師を主人公に、東京を直下型地震が襲ったという想定のドラマ「救命病棟24時」の主題歌でした。
高層ビルから地上に降り注ぐガラスの映像は安易に想像できるだけに恐怖そのものでした。
家族をなくしつつも、人々を救うために懸命に戦う病院スタッフの姿は今だ忘れられません。
「トリアージ」という言葉を初めて聞いてなんと苦しい究極の選択かと、そのような言葉が使われる時が来ないことを祈りました。
歌詞のサビは、
1万回ダメで へとへとになっても
1万1回目は 何か変わるかもしれない
・・この部分に震災後、改めて勇気づけられています。
歌だけでなく、この2年、多くの人々が何かできることはないですか?と福島に来てくれました。
そんな人々の温かい気持ちが背中を押してくれます。
3年目に突入の明日、静かに、しかし、しっかりと前を向いて自分にできることを模索し続け、生きていくことを改めて心に誓いたいと思います。
子どもたちに負けちゃいられません・・・よね!!
では、今週もお元気で!
福島の木の家KUMIKO番人より
二級建築士・インテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト・照明コンサルタント・福祉住環境コーディネーター・
ふくしま家づくりマイスター。ハウスメーカー勤務を経て現職。
<森林、樹木と木の家SDGs講座>案内人。