7月3日、大きく開け放った窓から松林を通り抜けて来る風を取り入れ、森林ヨーガを行いました。
ここは「森林と樹木とSDGs講座」六月回森林セラピーで習った“フィトンチッドパワー”溢れる松林の中にある建物。
セラピーに引き続き、森の力を頂きつつ、ヨーガを行います。
ヨーガを教えて下さるのは日本ヨーガ禅道友会 認定講師の渡邉先生です。
まず、ヨーガは五千年の時をかけ完成した、心身の幸福をもたらしてくれる健康法であることを伺い、
「ヨーガの四原則」を教えて頂きました。
・動作はゆっくりと無理をしないで行うこと。
・一つの呼吸で一つの動作を行うこと。
・緊張と弛緩を交互に行い、弛緩(リラックス)の時間を大切にすること。
・体位の形にとらわれず、身体の声に耳を傾けること。
私も含め、腰痛に悩まされている方もいらっしゃいますので、
ヨーガの形にとらわれず、それぞれができる範囲で、無理のない動きをしましょう、『戻る勇気』、 『やめる勇気』そして『やらない勇気』が大切です。と優しく言われ、ホッと安堵の空気が流れます。
三つの勇気、(通常のお稽古事では聞けない)素敵な言葉です。
どの回もそうなのですが、体調が万全でないと参加に不安がつきまといます。
みんなについて行けるだろうか・・?
ついてゆけず、迷惑にならないだろうか・・?
でも、森の講座ではどの回もみんなが初心者。
「大丈夫、無理をしないでゆっくりやります」と先生に言葉で伝えられると安心します。
帰り際の「参加してよかった!」という笑顔が各回の先生と私(KUMIKO番人)にとって何よりの贈り物、喜びです。
と、いうことで、無理をせず、ゆっくり、リラックスし、呼吸と動作を合わせ、身体の中に意識を向けて・・ヨーガ中です。
この日、渡邉先生がホワイトボードに書いて下さったのは、
Yogas Chitta Vritti Nirodhah ヨーガとは心の働きを止滅するもの
「ハタ・ヨーガ」ハ:太陽、タ:月、ヨーガはつなぐ。
相対世界⇒幸せに生きる道
<説明>
ハ:太陽は(陽)を表し、タ:月は(陰)を表し、ヨーガによってつなぐと、中庸になります。
陽 + 陰 = 中庸
相対世界に生きている私達は、どうしても(陰⇔陽、寒⇔暑、苦⇔楽、毀誉褒貶)を経験します。
この相対世界から解放できたとしたら、物事を全て平等(中庸)に受け止める事が出来れば ⇒ それは、幸せに生きる道に繋がるのではないでしょうか。
どれも、とても難しいですが、
渡邉先生の柔らかなよく通る声で説いて頂くと、スッと頭に入ってきました。
・・・と、その時は思ったのですが、文字にしようとすると簡単にはいかず、特に「心の働きを止滅する」が深くて、改めてお尋ねしました。
先生は、この言葉を理解するのは何生をかけても難しい。との言葉も添えつつ、「ヨーガとは心の働きをコントロールするもの」という別の訳も教えて下さいました。
曰く、どんな事が起きても、一喜一憂しないで、自分の心(思い・考え)の働きを、自分でコントロール出来たら、心穏やかに幸せな人生を歩みやすくなる。
そんな生き方の道を、ヨーガは教えてくれている・・・と。
頂いたプリントにはヨーガの三要素という項目もありました。
・体位法によって、身体の歪みを治し、身体を調え、
・呼吸法によって、自律神経を調え、
・瞑想法によって、精神(心)が調う。
この大事な呼吸法、私は森林セラピーでも「森の深呼吸」が出来ず、せっかくの森の香り(フィトンチッドたち)をたっぷりと肺に入れられずにいましたので、どのようにしたら良いか邊邉先生にお聞きしました。
ポイントは、まず肺の中、そして肺の底の空気までを意識して出し切ること。
空気を出し切れば、肺の底から新しい空気が自然と入ってきます。
そして、肺全体に満たされていくような意識で吸う。
・・そのように、意識して行いますと以前より沢山の空気が肺に入ってきました(*^^)
呼吸は本当に大事なことと、セラピー、ヨーガと習ったあとでは実感しています。
身体だけでなく、心(自律神経)に影響(コントロール)しますし、健やかにしてくれるます。
生きている人はみな呼吸しているのですから、意識すれば簡単に行えることです。
例えば、人前で歌う前、話す前、試合前、ゆっくーり、深ーく、深呼吸すると気持ちが落ち着きますよね?これです!
最後に今回のヨーガ会場の横を通る瞑想の道(素敵なので勝手に命名)です。
森林ヨーガの仕上げにそぞろ歩いてみたいと先生とお話ししました。
渡邉先生の素敵なブログもどうぞ! !
森林と樹木とSDGs講座 【森林ヨーガ】
ところで、今回のことをきっかけに、より深くヨーガについて学びたいと思いましたが、初心者には自主練もそう簡単にはいきません。
そこでまずは基本の「日々の姿勢」に意識を向けるようにしました。
以前スポーツインストラクターさんに聞いたお話しですが、
姿勢を良くするには、まずお腹(丹田)に力を入れる=丹田は体の中心であり重心です。
丹田を意識することで体が安定し、体幹がしっかりします。
体幹がしっかりすると、身体は自分の動かしたい様にコントロール出来るようになります。
コントロール出来るようになると、次第に身体が整う、そうです。
身体が整う事で、深い呼吸ができるようになる・・・。
そして・・・深い呼吸ができるようになると・・・きっと変わります。
という事で、
まずは丹田にしっかり力を入れてパソコンに向かい、猫背を直そうと思ったKUMIKO番人でした・・。(始めの一歩!)
さて、8月のKUMIKOです。
終戦の日が近づくと満開になる百日紅です。レンガのアプローチの先にピンクの花が見えますか?
拡大です。
秋はもうすぐ。
どうぞお身体を大切に、あと少しの夏を楽しみましょう。
では、皆さまの魂(ソウル)が、今日もご機嫌でありますように・・・ご機嫌よろしゅう・・・。
(今回はヨーガ的な表現で) ナマステ(合掌)・・・
☆ナマステについては、渡辺先生のブログにとっても素敵なお話しが載っています。ぜひこちらもご覧ください☆
ふくしまの木の家KUMIKO番人より 2022.8.21
KUMIKO展示場 の営業は
土・日 の 10時~17時です。
二級建築士・インテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト・照明コンサルタント・福祉住環境コーディネーター・
ふくしま家づくりマイスター。ハウスメーカー勤務を経て現職。
<森林、樹木と木の家SDGs講座>案内人。