KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

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2012年07月08日

KUMIKO便り 2012.7.8 ☆キュウリ天王祭り と B級グルメ☆

大変ご無沙汰しました。
昨日ははや七夕。
須賀川を含む南東北は残念ながら雨で星が見えませんでしたが、旧暦の七夕の頃、8月には梅雨も上がり真夏の星空が広がるでしょう。
真夏の宵、浴衣を着て織姫と彦星の逢瀬が見られることを祈りましょう。

今日はKUMIKOに取り立てのキュウリの差し入れがありました。
みずみずしくて美味しかったです。

とげとげが痛い位の新鮮さ!

須賀川はキュウリの生産が盛んで、B級グルメにキュウリを練り込んだ麺を使った「カッパ麺」があります。

須賀川商工会議所のHPより

麺つゆはみそ味が主流ですが、店ごとにお味が違い、食べ比べるのも一興。
麺の上には地場産野菜がこんもり乗るのも特徴ですが、「カッパ麺」を名乗るにはその器にカッパの絵が入っていることがお約束です。
器は須賀川名産の江持石が練り込んであるため、グレーで地味ですが、最後まで頂くと、カッパがこんにちはします。

因みに江持石は地元では墓石として捉えられていますが、なかなかの石ならしく、東京丸の内三菱館に使われています。
丸の内に行く機会がありましたら、足元に注意して見てみてください。

須賀川は七夕が過ぎると「キュウリ天王祭り」です。
今年は7月14日(土)です。

昔須賀川城を守るように東西南北に神社があり、その内の一つ、西の稲荷と言われた朝日稲荷神社の中に石背彦を祀った岩瀬神社があり、そこが別名キュウリ天王様ということからきたものです。
この別名は、昔疫病を退散させるために石背彦命が神にキュウリを供え祈ったところ病気が治まったとの古い言い伝えからついたとのこと。

街中に岩瀬神社の仮の拝殿が置かれ、そこに街中の善男善女がキュウリを2本持って並びます。
これがかなりの行列になります。
横には素晴らしく大きなきゅうりの張子?が横たわり、当地の出身でない私は一昨年初めて見て、びっくり。
巨大キュウリは20メートルはあったでしょうか。写真をお載せできないのが残念です。

その持参した2本のキュウリは、言い伝えにならって石背彦命に捧げ、その霊を祀り、1本をおさがりとして頂いて帰り、家族みんなで頂きます。

須賀川城は伊達正宗に1589年に城主の二階堂氏が滅ぼされた時に落城しましたので、少なくとも、400年以上続いている祭りということになります。
町の歴史の深さが肌で感じられる、とても良い祭りです。
通りには、端から端までかなりの距離夜店が並び、日頃の中心市街地の静かさがウソの様に賑やかになります。

14日は土曜日でKUMIKO開店日です。
祭りの行われる通りはKUMIKOから車で10分程の所。
ぜひ、キュウリを持って遊びに来てください。お待ちしております。

KUMIKOは簾を下げて夏バージョンになってます。
無垢の木が吸湿して、この時期でも爽やかなKUMIKOにぜひどうぞ。


すだれが日射を遮って目にも涼やかです


木の家は設置も簡単。良く似合ってます。