インフルエンザが流行ってきていますが、皆様大丈夫ですか。
実は、杉には調湿や断熱効果だけじゃなく、殺菌作用もあるそうです。
醤油樽や酒樽に使われたり、「わっぱ飯」のわっぱも杉ですよね。
これは殺菌作用プラスほどほどの木の香りの効用とか。
遥か昔からの先人の知恵を紐解けば、経験値から続いてきたことが、
実は科学的にも真実だったりするのですね。
さらに美味しく熟成させる力もあるようです。
それが、美味しい味噌になったり、お酒になったり、吟醸になったりするのでしょうか・・・??
(これはお米の精米度かも?しれません。もっと追究しなければ・・・お酒のスキな番人・・)
花粉ばっかりクローズアップされてしまっていますが、こんなことを改めて聞くと
杉ってエライと思いませんか。
そして、美味しいのも嬉しいのですが、インフルエンザにも有効とか。
これは杉だけとは限っていない「木」の話しですが、
日本の木造に使われる杉の比率を考えれば杉の建物の話しともダブります。
実際に研究機関で調査した学級閉鎖の率が、
木造校舎の学級閉鎖率が10.8%の時、
鉄筋コンクリートの校舎の場合は22.8%、
ついでに言えば、内装が木質の児童たちの場合は12.9%と違いが出ています。
(出典:(財)日本住宅・木材技術センター「1993年度木造校舎の教育効果報告書」より)
これは、殺菌作用というよりは、室内の乾燥が鍵だとか。
そんなこんなは東大名誉教授有馬孝禮先生の「なぜ、いま木の建築なのか」(学芸出版社)に詳しく載っています。
では、今週も素敵な1週間でありますように。
二級建築士・インテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト・照明コンサルタント・福祉住環境コーディネーター・
ふくしま家づくりマイスター。ハウスメーカー勤務を経て現職。
<森林、樹木と木の家SDGs講座>案内人。