KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります
2011年04月05日

KUMIKO便り 2011.4.5

皆様お疲れ様です。KUMIKO in 土日の便りです。

日に日に暖かくなっていきますね。
お陰様で、私のまわりでは「なんとかやっと平常に戻り始めましたね」という挨拶が交わされるようになってきました。

住まいはまだ直っていなくとも、水、電気、食料、ガソリンが少しずつ入手しやすくなってきました。
ただ、どこの店舗も夕方には閉店してしまいます。

灯りが道路にもれないことで、こんなにも夜が暗いものであることを今更ながらおもいしりました。
3日は新月でしたが、江戸の昔、新月の夜は「鼻をつままれてもわからない」と言ったのを、実に納得できる話と思った江戸好きの私です。

ありがたいことに、震災直後の混乱期を避けて安否を気遣う電話が全国からまだまだ続いています。
先日入った恩師からのメールには「今は、オールジャパン、全日本で被災地を支援していますので、決して一人ではないことを、被災地の皆様にお伝えいただければと思います。」と結ばれていました。
こうして応援してくださる皆様から元気と勇気を日々貰っています。ありがとうございます!

土曜日2日はうす曇りでしたが、朝から室温は15度ありました。
外気温10度、棟温25度でしたが、午後には棟温は50度まで上がりました。
外気温が上がらなくてもお陽様は確実に働いています。
土曜日には玄関へのアプローチにあるサンシュユの花が咲いていました。
黄色の粒粒が可憐です。

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今日5日は清明(せいめい)ですね。これは「清浄明潔」の略だそうです。
万物に晴朗の気が満ち、命が輝いてくる季節。KUMIKOキッチンの棚に置いたアイビーからも瑞々しい赤ちゃん葉っぱが次々と出てきました。

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震災があっても、自然が確実に移り変わっていく様にほっとしています。
被災した方々の為にも早く暖かくなりますように願わずにはいられません。

今日5日は旧暦上巳の節句、桃の節句でもあります。
KUMIKOでは旧暦に合わせて日曜日までお雛様を飾っておりました。
このお雛様もあの揺れに全く動くことなく、プチ床の間に鎮座していました。
こうして何の損傷も受けなかったKUMIKOの構造で役に立ちたいと、私達は今、復興住宅を考えています。建物の安全性と共に、杉のやさしい香りが少しでも癒しになれば嬉しいと、頑張って設計中です。

日曜日3日の朝は外気温が6度でも棟温は30度もありました。本当にあったかい一日でした。
東京の方からは桜の便りが聞こえ始めましたね。
今年はことのほか桜の開花が楽しみです。
花より団子ならぬ花より花見酒かもしれませんが・・・。

では、今週も良い1週間を。