KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります
2016年08月31日

ゆく夏へ

KUMIKOへ通う道の両脇に広がる田んぼでは稲穂が頭を垂れ始め、ほんの少し黄色がかってきました。
8月ももう終わり、2016の夏がいきます。
晩夏の花百日紅も満開

KUMIKOの上に広がる空も秋の雲です。

8月は、広島・長崎原爆投下、そして終戦の日があり、どうしても戦争や平和について考えてしまいます。
そんな事を考えるのも、年なのかなぁと思っておりましたが、小学生もしっかり考えていることを知って日本の未来、だけじゃなく地球の未来も明るい、と嬉しくなりました。

毎年夏休みにNHKラジオ放送される「夏休み子ども科学電話相談」。
ここに寄せられた質問に
「人は子孫をのこさなくてはいけないのに、なぜ戦争をするのですか?」
というものがありました。
ハキハキとした男の子の声でした。

「夏休み子ども科学電話相談」は1984年より毎年夏休みに放送されるラジオ人気番組です。
毎日午前中いっぱい多くの子供達から様々な質問が寄せられ、質問に答える大学や研究機関等の研究者やその道の第一人者を含め、ラジオを聴いている大人たちの下を巻かせ、唸らせ、感動を与えるのですが、中でもこの質問には驚きでした。

そして、民友新聞の読者投稿欄に投稿された「ジュニアの声」。(福島市の堀内柾希君11歳)
僕は以前から戦争やテロのニュースを見るたびに、とても嫌な気分になる。バングラデシュのテロ事件を見た時、僕はとても悲しくなった。
まずテロについて。罪なき人々を手にかけて、自分たちの理想をかなえようとすることは決して許されない。確かに自分の理想をかなえたい気持ちは誰にでもあると思う。しかし、そのための手段が断じて間違っていると思う。
次に戦争について。戦争は平和にするために行うと思っている人がいるかもしれない。しかし、人がたくさん亡くなって、果たして平和といえるのだろうか。
さらに戦地に行くのは、若い人が多いと思う。僕はその人の寿命で亡くなるのが、人としての理想だと思う。多くの若い命が戦争によって失われてしまうのは、絶対に良くない。
世界から戦争やテロがなくなったら、それが本当の平和ではないだろうか。

子どもは宝だなぁとつくづく思いました。
子どもはそばにいる大人の背中を見て育ちます。
正直に一生懸命生きなきゃ、と思った2016の夏でした。

日中の暑さは変わらずも朝晩はとても冷えるようになりました。
こんな時は風邪をひきやすいので食事と睡眠をしっかりとって来る秋に備えるように致しましょう。

9月は木の家講座秋の編が始まります。
ご興味のある方はトップページをご覧ください。

では御機嫌よう。

福島の木の家KUMIKO番人より