KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります
2015年06月21日

☆夏至☆

梅雨入りはまだですが、明日は早や夏至です。
この便りを書くようになって季節の移り変わりが以前より早く、且つ強く感じるようになりました。
KUMIKOの庭に咲く花々からも、通勤途中の田や果樹畑からも鮮やかに感じられます。
それにしても毎回『もう』や『はや』の連発ですね。(反省)

KUMIKOではヤマボウシの実がなっています。どれが実かわかりますか?

下の写真は5月半ばのヤマボウシです。
この時の「花びら」に見えるガクが落ちて、ツンと立っている丸いものが実です。
このガクがミントグリーンから白へと変わる様はしばし目を楽しませてくれました。

アジサイと、ナツツバキも咲き出しています。
アジサイはKUMIKO1年目の年に裏庭に咲いていた花を切ってきて生けた後に挿し木したものです。
あれから震災を挟んで5年目の花です。
ここの土壌はアルカリが強いらしく花が赤紫色になっています。

そんな季節の中、先週の14日にKUMIKO木の家講座の3回目開催致しました。
大玉村のフォレストパークあだたらが会場でしたが、お陰様で最後まで傘をさすことなく森を歩くことができてラッキーでした。

今回のテーマは≪森林浴で免疫力アップ!今流行の森林セラピーとは?≫です。
講師として国立研究開発法人 森林総合研究所から農学博士で森林セラピストの香川先生にお越し頂きました。

まずは森林セラピーについて少しレクチャー。
そして森を歩く前の血圧と心拍数を測り、出発。
森の中のせせらぎ沿いを歩きながら時折立ち止まっては森の効能のお話を聞き、滝のそばで休み、木々の間に寝ころび、木漏れ日を真下から眺め、また森の中を歩き。
最後にもう一度血圧と脈拍を測り終了。

セラピーは(体力等の)弱い方に合わせるとのことで、かなりゆったりとした行動になりました。

実は「森林セラピー」は登録商標で、森林セラピー研究会(森林セラピーソサエティ)が認定したセラピーロードを歩かねばそう言えないのですが、福島県内には認定された地域がないので今回は香川先生が特別に模擬体験させてくれたものです。
短い時間の模擬とはいえ、繁った木々の中をゆっくり歩き、寝ころんだ後は落ち着いたふんわりした気分になりました。

香川先生から森林セラピーは日本が発祥の地で世界各国から学びに来ていることを聞き、こんな素敵な癒しが日本発ということに嬉しくなりました。
もっと、多くの人に身近に場で得られる森の癒しを味わって頂きたいと思います。

木の家講座と固く銘打ってはいますが、ココロは「沢山の人に森や樹木のことをもっと知ってほしい!」なので、セラピーが気軽に森に入るきっかけとなればとても嬉しいです。

さて、先月から暑くなったり、寒くなったりと陽気がくるくる変わりますが、どうぞ体調管理に気を付け、しっとりとした季節を楽しんでお過しください。

KUMIKOの中は雨の日も爽やかです。
杉の森があなたを癒してくれるかもしれません。
気軽においでください。

ではまた来週お会いしましょう。
ごきげんよう。

福島の木の家KUMIKO番人より