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2022年03月10日

『森林と樹木とSDGs講座』2022年開催します!

「森林と樹木とSDGs講座」~ふくしまの森の魅力を再発見!~について

福島県は県土の7割、約97万haが山(森林)です。
今、戦後植林した木が大量に伐期(伐る時期)を迎えており、その利用方法が問われています。

森林は、植えて→育てて(50年~100年)→伐って→使い→また植えるという長い長い時間がかかる『森林づくりの環』と、大切に育てられた木を上手に使う『木づかいの環』が大切です。
森の木を使う事が森を生かし、循環型社会をつくり、環境保全(地球温暖化抑制)にまで繋がります。
(特に地球温暖化抑制へ繋がる、二酸化炭素削減分6%の内3.9%が森林が担っています)

この講座は、春~夏の編(4・5・6・7・8月の5回)で、里山を歩き、林床に咲く花々や、木々を知り、森林に癒され、
心と身体を調えることで、私たちに様々な恩恵を与えてくれる森林の働きを実感し、
秋の編(9・10・11月の4回)で、里山から原生林までそれぞれの違いを知り、植え・育て・伐って・使う森林づくり(林業)と木づかい(製材~建築)の環について学ぶ全9回の講座です。

月に一度2~3時間、里山や原生林・人工林をそれぞれのプロフェッショナルと共に歩き、学んでみませんか?
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
⇒ お陰様で定員に達しました。多数のご応募、真にありがとうございました。

参加要項

定員 : 8名
参加費 : 1万円(税別) (全9回分 傷害保険料含む)
集合場所 : 各回現地集合
日程 :下記プログラム参照下さい
時間 : 午前10時~正午(超過する場合有り)
服装 : 野外活動に適した、天候の変化に対応できる服装・装備(長袖・長ズボン・帽子・運動靴(履き慣れた靴))
※リュックなど両手の空くスタイルでのご参加をお願いします
持ち物 : 飲み物・筆記用具・雨具・健康保険証(写し)(必要に応じて虫よけ・日焼け止め)

後援 : 福島県
主催 : 地球と家族を考える会・福島県木材協同組合連合会
お問合せ : 地球と家族を考える会(火・水 定休)
電話024-923-5400
Eメールearth-family@k2.dion.ne.jp

プログラム

第1回 <早春の里山へ春の妖精に会いに行こう>
樹木医の案内で早春の木々と里山の林床(カタクリ、ニリンソウなど)を観察し、私たちと里山の繋がりを体感します。
日時 : 4月10日(日)10時~正午
場所 : 郡山市 高篠山森林公園
講師 : 樹木医・森の案内人 十文字泰市

第2回 <新緑の里山で木々の芽吹きを見よう>
木々が芽吹き始めた生命あふれる里山で樹木医案内による観察会と森林浴をします。
日時 : 5月15日(日)10時~正午
場所 : 郡山市 高篠山森林公園
講師 : 樹木医・森の案内人 十文字泰市

第3回 <森林セラピーで免疫力をアップしよう>
森林セラピーとは、セラピストの案内で森を歩き、森で休み、五感(見る・聴く・嗅ぐ・触る・味わう等)で森に触れ、森の力を頂く、科学的根拠がある森林浴です。森と樹木の力を頂き、リラックス・アンチエイジングします。
日時 : 6月5日(日)10時~正午
場所 : 大玉村 フォレストパークあだたら
講師 : 千葉大学客員教授 森林博士 農学博士 森林セラピスト 香川隆英

第4回 <心も身体も喜ぶ、幸せなひと時を森林ヨーガで体験>
森林のフィトンチッドと自然界に溢れるプラーナ(生命エネルギー)を受け取りながら、大自然によって生かされている命に感謝をして行う森林ヨーガは、皆様の身体を健康に、心を平安に導いてくれる事でしょう。
日時 : 7月3日(日)10時~正午
場所 : 大玉村 フォレストパークあだたら
講師 : 日本ヨーガ禅道友会認定講師 郡山ヨーガ主宰 渡邉薫

第5回 <生き物、樹木・森林、環境について学ぼう>
4月~7月に森林で行ったフィールドワークを基に、森林と樹木と環境についてとその繋がりをパワポと講演で学びます。
日時 : 8月28日(日)10時~正午
場所 : 郡山市 ちっちゃな美術館 こはらだ日和
講師 : 樹木医・森の案内人 十文字泰市

第6回 <千年の森からパワーをもらおう>
4・5・6・7月は人の手で管理された森でした。9月は手つかずの原生林を樹木医の案内で歩きます。日本海側植生と太平洋側植生の違い、手つかずの原生林と人が育てた人工林の違いを観察します。
日時 : 9月25日(日)10時~正午
場所 : 郡山市 隠津島神社社叢
講師 : 樹木医・森の案内人 十文字泰市

第7回 <森の命の巡りを見ようⅠ>
林業の現場を専門家の案内で見ます。人工林は植えて育てて、伐って、活用し、また植えてを長い年月をかけ2代3代と繋いでいく森林です。現在、人口林は戦後植えたスギ・ヒノキが70年経って伐期を迎えているにも関わらず、様々な理由から適正に手入れされ山の循環が健全に保たれている数は多くは有りません。植林~育林~伐採のお話し、担い手や活用流通について伺います。
日時 : 10月9日(日)10時~正午
場所 : 古殿町山林 (予定)
講師 : 林業家 株式会社サンライフ 水野喜文

 
第8回 <森の命の巡りを見ようⅡ>
森で伐採された木が原木市場で競りにかけられ、線量検査、選木、乾燥などの工程を経て、樹木が材木になっていく過程を専門家の案内で見て回ります。後半は福島県の林業・木材産業の現状、流通や市況等の資料を交えながら、木材の性質について、座学で学びます。

日時 : 10月29日(土) 10時~13時
場所 : 郡山市 福島県中央木材市場 ・ 福島県郡山地区木材製材協同組合
服装・持ち物 : 長袖、長ズボン、運動靴、帽子・飲み物、筆記具
講師 : 福島県林業研究センター 遠藤 啓二郎

 

第9回 <地場産材による循環型の建築とSDGsについて知ろう>
人が植え、育てた山の木(人工林)は、使う事で循環型社会の一端を担います。 地球環境と山が密接に繋がっていること、山の木の出口として建築が大きな存在であることなど、10、11月にフィールドワークで見聞きした山の木の出口としての建築の有用性、輸入材ではなく地場産材を活用する事の有意性、また心身、環境への影響などを、実際に地域材で木の家を設計している建築家からお話を伺います。
日時 : 11月26・27日(日)10時~13時(コロナウィルス感染拡大防止対策として同じ講義を2班に分けて実施します)
場所 : 須賀川市 ふくしまの家KUMIKO
講師 : 建築家 丹呉明恭建築設計事務所(埼玉県狭山市) 丹呉明恭
講義名 : 「木にしたがってつくる」


※各回の写真は2021年度の講座の様子です。
 

 

申込・問合せ先 : 地球と家族を考える会内
電話 : 024-923-5400 (火・水曜日 定休)
Eメール : earth-family@k2.dion.ne.jp