■昨年の10月を最後に5か月間疎かにしましたが、その間に起こった事、感じた事をお話したいと思います。
①先ず10月中旬の台風19号により、25年前にゲストハウスを設計させて頂いたお客様が、北側の1級河川の氾濫の水害(道路から高さ約2m)に遭われ、現在もその対応(解体から改修)に追われています。→3月末に完了予定ですが、川の近くに住むことのデメリットを強く感じました。今後は温暖化で益々大型台風が頻発する可能性が報じられていますので、これから建てる方は土地の歴史(地盤の成り立ち等)やハザートマップなどを参考にする必要があります。
②次に10月末~令和2年1月末に、ある町(放射能汚染)の復興へのプロポーザルが行われ、ベストを尽しました。→×でしたが、私達が訴えたことは、「放射能で汚染された周囲の森林対策と、町の復興は世界初なので、世界のモデル(SDGs)にする必要があり、世界と如何に繋がるか」を提案しましたが、〇の案は全く内輪の論理でした。
今こそグローバルな視野が要求されると思うのですが。
③同時に10月末~令和2年2月初めに、ある幼稚園の耐震・大規模改修の国への申請手続きをしました。→築40年の木造なので、現在の耐震に合わる必要がありますが、断熱的にも温暖化対策として次世代の断熱性能を要求されます。
④令和2年2月初め~6月末完成予定で、40年前の船大工が建てた住宅の改修工事(終の棲家)の設計契約をしました。→先ずは外部に足場を掛け内外の総点検をしてから、設計に掛かります。それを元に見積もりをしますが、設備関係は中国に依存をしている物が多く、新型コロナウイルスで納期が読めず困っています。
⑤私事ですが、両親が亡くなり、その敷地にKUMIKOモデル(2)を計画しています。
→敷地(50坪)は高台で、土地の歴史は元畑(地盤は良し)。延床面積31坪の総2階(4LDK)で今年完成させます。環境に興味のある方に買って頂きたいと思っています。
追って情報を発信します。
⑥今度は新型コロナウイルスです。世界中が先の見えない混乱に陥っていますが、諺にもあるように「一寸先は闇」ですね。
噂では2008年のリーマンショック以上の痛手を被ると予想されています。
早く収まる事を願うしかありませんが、先ずは予防に徹すことにしましょう。
→政府から「感染予防には換気の悪い場所には集まらない事」と言われていますが、
換気に関しては私達の「そよ風」の仕組みがベストと考えていますので、興味のある方は是非見て下さい。 嶋影
1級建築士・有限会社建築工房 管理建築士・合同会社地球と家族を考える会 代表社員
主な設計にVILLA SANPEI・郡山市立安積第二小学校体育館・(社福)なのはな保育園