稲穂が頭を垂れ始め、ススキの穂が開き始めました。
今夜は はや中秋の名月です。
旧暦八月十五日。
事務局(建築工房)の庭から見た月です。
真ん丸の満月ではなく、ちょっとだけ満ちていない丸です。
拡大して見て頂くとほんの少ーし左斜め上方がゆるくへこんでいることがわかります。
これは暦の不思議で、旧暦15日が十五夜で16日が満月となるからです。
だから、真ん丸の満月は明日9日(旧暦8/16)。
さらに9日は今年一番地球に月が近づくスーパームーンでもあります。
(国立天文台の暦計算室の情報による)
お月見とスーパームーンがダブるでくるなんてなかなか無い機会です。
月のパワーを沢山頂けそうですから、ぜひ明日も夜空を見上げてみてください。
より大きく見える時間帯は、月の出から登り始める頃です。
これは、「ムーンイリュージョン(月の錯視)」といわれる現象だそうで、実際の月と地球との距離は天頂にあるときの方が近いのですが、地平近くにある月の方がより大きく見えるからです。
ちなみに、スーパームーンの月は通常の満月に比べると、大きさで14%、明るさで30%増して見えるのだそう。(NASA)
出展:http://grapee.jp/7223
しかも、今回ほど月が大きく見える(地球と月の距離が縮まる)のは20年後になるのだそうで、それを聞くと今夜の月はさらに輝きが増して見えますよね。
昨夜の十四夜もKUMIKOの上空で大きな十四番目の月がこうこうと輝いてました。
南が里山に抱かれるKUMIKOは月光を遮る光がありませんし、
KUMIKOを出る時は庭園灯も全て消しますので月明かりだけが駐車場への道案内となります。
KUMIKOの庭に大きな月からさらさらと音をたてて月光が降り注いているような、月の光からたくさんのパワーを頂けそうな、そんな
錯覚におちいりそうな昨夜でした。
こんな経験をしますと、提灯の明かりのみの江戸時代がどれほど月明りが大事だったか、そして、新月なら誰にも顔を見られずに犯行を犯すなんてことも有りなのだなと時代劇好きの番人はついつい思ってしまうのです。
さて、そろそろ月と一緒に家路をたどりたいと思います。
急に涼しくなりました。夏の疲れが出る頃です。
どうぞ体調を崩されませんように。
ではまた来週。
ごきげんよう。
福島の木の家KUMIKO番人より
二級建築士・インテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト・照明コンサルタント・福祉住環境コーディネーター・
ふくしま家づくりマイスター。ハウスメーカー勤務を経て現職。
<森林、樹木と木の家SDGs講座>案内人。