KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります
2013年12月22日

☆冬至☆

冬至の今日、一日気持ちの良い快晴でした。

今日のKUMIKOの上方(ムシテックワールド方面から下りてきた)から見た須賀川の町と奥羽山脈です。
KUMIKOでは昼に薪をくべただけで、今はもう火が消えています。
現在夜7時で室温22度。
我が家なら、ストーブを消したらすぐに冷えていきますが、KUMIKOは暖かさが持続するのです。こう聞いただけではおそらく信じ難いでしょうが、本当にあったかいです。

この不思議な暖かさのその訳は、厚い杉の無垢材とセルロース断熱材をたっぷり使っていることと太陽エネルギーシステム。この3点につきます。
竣工して丸3年。
来月の1月30日が来たら4年目に入ります。
今年は木が割れる音も全く無くなり、夏の涼しさも冬のあったかさも格別の快適さとなりました。
多くのご家族にこの涼しさと温もりを提供したいと心から思います。

今月、お蔭様で3棟の現場が同時に着工しました。
来年、この住み心地に浸れる方が増えるのが何より嬉しい師走です。
竣工まで細心の注意を払い、監理させて頂きます。

今日はKUMIKOの今年最後の営業日です。
一年間お世話になりました。

一年の〆に今年一番心に響いた言葉を。

イチローが4千本安打を記録しました。
彼の言葉は色んな場面で報道され、いずれもとても印象深いのですが、先日NHKの番組「プロフェッショナル」で語った言葉に驚きした。

自分を支えているのは良い結果や良い事ではない。
4千本のヒットではなく、8千回の失敗である。
それなりの屈辱によって自分を支えている。
これからもそうである。

この辺りは何度か他のメディアで耳に目にした方もいらっしゃるでしょう。

しかし、
彼は4千本目を打った10日後、試合も終盤、結果も決まった時点で代打を使命されたそうです。

「打つか?」と打診された時点で断ることもできた、おそらくは断るだろうと思って聞かれたと思うが、希望してマウンドに立った。
先発メンバーはすでに帰り、彼の他の打者はレベルの低い選手ばかり
こんな屈辱はない。屈辱は辛い。しかし「その代打は今現在の自分には素晴らしい瞬間だったと思う」と微笑んで言ったのです。
こう考えられるから、現在の彼があるのだと心から頭が下がりました。

そして、
自分の理想に近づく一番の方法は遠回りをする事である。
後で考えたら遠回りだったなと思うことは確かにある
でもはっきりしているのは自分の理想に近づく近道は無い。
結局はどれくらい野球が好きかという事。
その好きな事に半端な気持ちで向かえる訳がない。
ありったけの気持ちで向かうのが自然だと思う。とも言っていました。

こうした言葉に偶然出会え、自らを省み、奮い立たせることができたのもラッキーな事です。

まだ今年の業務は終わりませんが、来年も木の家に関われることの幸運に感謝し、さらに居心地の良い住まいを提供していけるよう、ひたすら努力することをしたため、今年のKUMIKO便りを〆たいと思います。

では、2014年が皆様にとって良い事、素敵な事がいっぱいある年となりますように。
来年もKUMIKOでお待ちしています。

追伸
KUMIKO木の家講座全7回が今月終了しましたが、リクエストにより木と放射能について講座を催します。定員は20名です。
受講希望の方は事務局024-923-5400までお申込みください。

日時 2014年1月26日(日) 14時~
場所 KUMIKO展示場(地図はHPトップでご確認ください)