KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

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KUMIKOの番人が日々を綴ります
2013年11月17日

☆小春日和☆

小春日和の週末、如何お過ごしでしょうか?
心地よさの代名詞にも思える『小春日和』。
季節限定の柔らかいこの言葉を使うことができるのは今だけですね。
使うたび嬉しくなる番人です。
KUMIKOもほとんど薪ストーブをたかなかくても部屋の中は25度とほかほかでした。

先日、引き渡してもうじき3年になるA様ご夫妻とお会いしましたら、暖かく暮らしていますとの事。
ストーブは捨ててしまったそうで、杉と「そよ風」の力が相まって居心地の良さが生み出されているのではないか、と話しておられました。
暖房機器を使わなくても住まいが暖かいのは本当にいいものです。
嬉しい嬉しい報告でした。

さて、小春日和の先日、紅葉の名所旭ヶ丘公園の朝日稲荷神社に行って来ました。
昔は市民の憩いの場だったというここは、かつて参道が街なかから何キロも続いたそうです。

神社の本殿は震災で被災し崩壊してしまいましたが、神楽殿はあの揺れに耐えて損傷激しいながらも残り、この秋、須賀川市の補助を受けみごと再建されました。

修復を担ったのが当会の石森棟梁です。
昨夏、玉川村の盆踊り櫓を造った折にその記事を載せましたが、その腕で見事復活させてくれました。写真の木の色が新しい処が修復された場所です。
先月、再建に尽力した須賀川知る古会が復旧完成イベントを開催しています。その過程はまた次の機会に書かせて頂くとして、神楽殿の写真をどうぞ。

神楽殿の屋根は須賀川赤瓦です。焼きむらの美しい須賀川瓦の四隅には、仕事熱心な瓦職人が作った狐が飛び跳ねており、実に印象的な建物となっています。
神社の祭りの日は相当の人出があったようですし。四季折々、近在の人々がここに集ったと聞きました。
神社に奉納されていた絵馬は大変貴重なものが多く、震災レスキューに救い出されて会津の福島県立博物館と須賀川市立博物館で展示会が開催されました。
その話はまた次の機会に・・・。

朝晩寒くなって参りました。どうぞ風邪など召されませんように。
では、今週が皆様にとって良い事、素敵な事にたくさん出会える一週間となりますように。

福島の木の家KUMIKO番人より