KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

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KUMIKOの番人が日々を綴ります
2013年11月04日

☆須賀川の秋☆

三連休の最終日、如何お過ごしでしょうか?
今、須賀川の街中にも赤や黄色の錦模様が下りてきて秋の装い真っ盛りです。
KUMIKOの庭では昨年の木の家講座で拾ってきたドングリがちゃんと紅葉しています。

KUMIKOアプローチの紅葉です

陽射しがまぶしいのでまだ簾使用中

ドングリから芽吹きここまで育ちました

10月はお便りを更新できませんでした・・ ((+_+))
消費税UPを来年に控え、一気に設計業務が忙しくなったこと
その忙しさから風邪が長引いてしまったこととがダブルに重なり、書けずにいました。
やらなければならないこと、やりたいことが溜まるとどうにも落ち着かないものです。

その間、
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、
敬老の日も過ぎて、
須賀川では「第31回円谷メモリアルマラソン大会」が10/20に開催されました。

このマラソン大会は昭和39年の東京オリンピック男子マラソン銅メダリストの円谷幸吉選手が須賀川出身であることから、彼の業績を顕彰して毎年10月第3日曜日に開催されています。
今年は過去最多の2312人がエントリーしたそうで、更に円谷選手のライバルだったメキシコ五輪銀メダリスト君原健二さんが特別招待されました。

大会前日に須賀川入りした君原さんは円谷選手の墓前で一緒に東京五輪開催を応援していこうと語りかけたそうです。
彼は現在72歳。
若々しい写真が真っ先に目に飛び込んでくる彼のブログのタイトルは「ゴール<メビウスマーク>無限」
今だ全国のマラソン大会や駅伝に出場しておられます。

彼の活躍に驚いてはいられません。
現在日本では100歳以上の高齢者は54397人と過去最高を更新中だそうですが、日本には65歳以上の世界記録保持者が16人いるそうです。

さる10/5・6と陸上と水泳の国際大会の「国際ゴールドマスターズ京都大会」(45歳以上が参加資格)が京都で開かれましたが、なんと11ヶ国から900人近くが参加したそうです。

老後と呼ばれる時期に生き生きと活躍する彼ら、彼女らの輝きの秘訣は食生活にあるそうです
あの三浦雄一郎氏も朝から肉を食べるとのこと。なんと朝から1キロ!とテレビで見てびっくりしました。

高齢になるとさっぱりとした食事を好み、蛋白の摂取量がどうしても少なくなりますが、蛋白質の摂取量が少なくなると筋肉も衰えてしまうので、体力を維持する為には心して肉を食べた方が良のだそうです。
特に75歳を過ぎたら、積極的に食べるようにしないと栄養不足になるとのこと。

もちろん、適度な運動も必要で、それは認知症の予防にもなり、1日6千歩以上歩くと脳の特に前頭葉の萎縮を防ぐ事ができるとか。
注!!中年まではメタボに考慮して控えた方が良いかもしれないとの注釈が入りました。^^;

さて、今大会では3つの世界記録に30のアジア記録、37の日本記録が生まれました。
大会最高齢は103歳。
陸上を始めたのは94歳の時だそうです。100メートルの世界記録保持者です。

なぜこのように元気でいられるのか?
8年にわたり、この大会参加者の医師が生活週間などの調査をした結果、視覚の衰えや疲労、関節痛などの症状が少ないことがわかったそうです。
更に心の症状でも明確な差が出たことにも注目です。不安を感じる人が大幅に少なかったのだとか。

記録という目標を持って生きていること、競技を通じた仲間との交流が良い影響を及ぼしていると考えられます。
生活の質・人生の質・生命の質
そのいずれにも大きなものを得ているそうです。

年をとれば体力は落ちてきます。
これは仕方のないこと。
年をとることを受け入れる必要はありますが、しかしそれなりに自分のベストを尽くすということが大事で、そうすることによって年をとっても輝いた人生を送ることができると医師がコメントしていました。

ただ、現在、時間に追われる生活をしていますと、リタイア後にまでストイックな生活を自身に強いることができるのか・・・・我が身を振り返り、つい思ってしまった番人でした。

ところで、円谷メモリアルマラソン大会が開催された同じ日、須賀川文化祭の文芸大会では短歌の入選作品が発表されました。
須賀川は松尾芭蕉が奥の細道紀行で一週間滞在したことから、街の中心部に芭蕉記念館が建ち、辻辻には俳句ポストが立ちます。

「姑の和菓子の餡を受け継ぎて いつしかわれの古希を過ぎたり」
議長賞の池上恭子さんの歌です。
今朝、KUMIKOに来る途中池上さんの菓子店に立ち寄り、姑から受け継いだ餡の茶まんじゅうを買って来ました。
今朝は餅の蒸かし方をどんなふうに苦心しているかの話しをしてくれました。
本当に菓子作りが好きで、夫婦で共に歩んでいることを心から誇らしく思っていることが話しぶりから伝わって来ます。
そんな交流が身近にある須賀川です。

来週は松明あかしです。
これが終わるといよいよ晩秋の趣きとなります。
寒くなってきます。どうぞ風邪など召されませんように。
では、今週が皆様にとって素敵な一週間となりますように・・

福島の木の家KUMIKO番人より