KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります
2013年08月18日

☆杉壁にリフォーム☆

残暑お見舞い申し上げます。
お暑うございます。

本日のKUMIKOの外は35度。
外に出るとさながら浴室の中に入ったようです。
中は28度から29度の間をいったりきたり。
この数字だけでは涼しさが伝えらないのが残念ですが、実に快適な涼しさです。

涼しさのもとは「そよ風」と6畳用のちっちゃなエアコン1台(KUMIKOは30坪)と扇風機。それに杉。
事務局や我が家でなら29度もあれば汗が流れますが、KUMIKOでは爽やかな快適温度です。

この3年、猛暑が続いていますが、KUMIKO3年目の夏は1、2年目よりも更に快適です。
これって、やっぱり、木の家は育つってことでしょうか?
この快適さは体験しないとわかりませんね。

さて、番人にとって夏の盛りと言えば百日紅(さるすべり)。
子どもの頃の夏の風景として思い起こされるのが、青空と入道雲とピンクの花びらの百日紅。
ラジオ体操に行く途中の庭にあった大木が子ども心に印象的でした。

それと、当時読んだ、終戦の日のことが書かれた本。
青空と百日紅の鮮やかな色彩の背景に、ミンミンゼミの声だけが賑やかに響く中の玉音放送。
それ以来、百日紅が「終戦の日」と重なるようになりました。
人々はどのような思いで終戦を迎えたのかといつも思ってしまうのです。

KUMIKOの駐車場には、お客様の庭から移植された百日紅がしっかり咲いています。

ところで、我が家の壁をリフォームしました!!
匠じゃありませんがビフォーアフターご覧ください。

逆光で見えませんが、砂の塗り壁です。それがこうなりました。↓

実は番人、須賀川に引っ越してきて初めての冬はあまりの寒さに眠れませんでした。
家の中も外気温と変わり無い0度から3度!!びっくりしました。
・・が、人って順応するのですねぇ・・。徐々に慣れてきました。それにも驚き。

しかし、やっぱり慣れても寒いので、KUMIKOのように杉を貼ったら、杉が断熱材になって暖かくなるのではと思いつき、
この猛暑の中、12ミリ厚の無垢杉板を一枚、一枚、実(サネ(凸と凹))を合わせて貼りました。
我が家ですし、なにより暑いので、工程をショートカットして多少雑ですが満足。

現在、杉の断熱性に大いに期待しているところです。
1月のKUMIKO木の家講演会で九州大の綿貫教授がおっしゃっていた、部屋の中に杉板があると安眠できるというのもこれからの楽しみです。

この震災で、須賀川では揺れによる壁の損傷でかなりの家の壁紙が張り替えざるを得なかったのですが、同じ貼るならビニールクロスではなく、杉板を貼れば様々な杉の効能が期待できるのに、と思ったこともきっかけの一つです。

ビニールクロスの家には長年住んできましたが、要はビニール袋に人間が入れられているのと同じことなので、せっかく貼るなら生きた材料にすれば居心地はかなり違うのではないかと思います。
もし、これを見て杉板を試してみたいと思われた方は一度気軽に相談してみてください。
まずは、KUMIKOにいらしてみれば、その快適さが実感できます。
お待ちしております。

では、まだまだ残暑きびしい日々が続きますが9月ももうすぐ。元気にいきましょう。

福島の木の家KUMIKO番人より