KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

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2012年12月02日

☆グッドデザイン賞授賞式☆

梅雨が上がって夏になる時も突然でしたが、一気に冬になりました。
二度目の雪でこんなに積もるとはビックリです。
インフルエンザも流行っているようですがお元気ですか?


里山も真っ白


デッキも真っ白

ご報告が遅くなりましたが、11月22日、東京ビックサイトで行われたグッドデザイン賞の授賞式に行ってまいりました。


授賞式の様子です


スタイリッシュな会場内の様子


車の前で思わずポーズをとりたくなりました・・・え?どんなって?もちろん、ミニスカで車に片足をかけて微笑むあれです!

被災した岩手、宮城、福島、茨城は特別に展示されますので、そのあたりも興味深く見てきました。

特に心ふるえたのが、岩手から出品された「仮設住宅 釜石、平田地区コミュニティケア型仮設住宅団地」の<笑顔になれる。仮設の「まち」のデザイン>です。

生活利便性の低い土地で避難生活を過ごすことを余儀なくされた仮設住宅住民。
子育てから独居老人まで、いかに避難生活を快適に過ごせるか、を<笑顔になれる>をキーワードに考え抜いた「まち」づくり。
脱帽でした。

住まいづくりに関わるものとして、深く頭を垂れてきました。

グッドデザインHPから詳細を見ることができます。

そして、笑ったのが、
ソニーの出品した「笑顔の影響と効用に着目した新しいインターフェース開発」
この冷蔵庫は笑顔で開けないと開かないのです。

一生懸命、笑顔をつくって開けようとしているお父さんが微笑ましくてこっちまで笑っちゃいました。
毎日、笑顔で冷蔵庫を開ける生活、なんて素敵じゃありませんか。

注目したのが、福島県内から出品された木のおもちゃ。
手のひらサイズの箱に三段に積木が入っています。

見ていたら、家族でやってきたらしい子供が夢中になって遊んでいました。
お父さんいわく、本当に夢中になると、横から話しかけても返事をしなくなるそうで、その子の表情の真剣さがこの木のおもちゃの素晴らしさを物語っていました。

因みに、ここに出品されている品物には価格がついていませんので、幾らだったら買ってあげますか?と聞いてみました。
価値がわからないので、としきりに言い訳しながら、「五千円までかな~」と恥かしそうに言うお父さんも可愛かったです。

「木の家で遊ぶ木の玩具」 KUMIKOに置いてみたいです。

二本松の安達和紙でつくったうちわです。

安達和紙はKUMIKOの障子にも使っています。
丈夫で表情が豊かですので、今度この和紙を利用して和の照明をつくってみようと考えていたところです。
それにしても、切ないです・・・・。

「森のあしあと」なんて、素敵なネーミング。
今放映されているTV番組に出てくるクーナの足跡みたいです。
心がほっこりしそうな器ですね。

その他に目を引いた木製品です。
ついつい、木や山や森というキーワードには目がいってしまいます。

以上、ざっくりのエキシビジョン報告でした。
興味を引いた出品がありましたら、グッドデザインのHPをご覧になってみてください。

では、今週も素敵な1週間となりますように。

福島の木の家KUMIKO番人より