KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

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2020年11月30日

森の木が家になるまで・・・森の講座10月 伐採見学の回

秋の終わりのKUMIKOです。

リビングから葉を落とした庭を望む


晩秋のススキ、柿の実、小春日和の縁側と魅力的な風景がKUMIKOの周りに広がります。

晩秋の陽に映えるススキ


葉っぱが落ちて実だけになった柿


小春日和の縁側


山茶花が満開です。梅の蕾もちっちゃくついています。

満開の山茶花


梅の蕾がたくさん

さて、先月は森の講座で伐採を見せて頂く回でした。
今年は福島中央森林組合の皆さんが請け負って下さいました。伐採現場は古殿町です。

さすが林業の町


この渓谷の先が伐採現場です。

渓流沿いを登って行きます


ここから伐り出します。

林業や伐採について説明中

丁寧で分かり易いレジュメをご用意くださいました


木を伐り出す斜面です。

作業する方は普通に立っていますが、私たちにとってはここまで登るのも大変な斜面です。
ここでチェーンソーを使うのです。

倒れる瞬間

グラップルは枝葉を払い、決められた長さに玉伐りし、積んでいくまでをこなす機械です。



足元をご覧ください。土が真っ黒です
黒土なので杉が適しているそうです。
それにしても、この歩くのも困難なぬかるみの作業道での仕事の大変さはひしひしと伝わってきます。

今回伐って頂いた杉は50年生、直径約33センチ(元口)、24メートル。
50年手塩にかけて育ててきて、木まで辿り着くのもやっとの急斜面で危険な作業をし、伐り出した杉の木。
これが、市場に持って行くと幾らになるか?という話しに参加者一同びっくりされていました。

木を植え、育て、伐り、また植えて、が国土を守り、循環型社会を作っていくこと、林業に携わる人々が厳しい現実の中奮闘していることを知って頂くのも講座の目的の一つです。
そして、木の家は、先達が大切に植え育てた木の出口となる事をも知って頂けたらと思います。
需要があって、供給する態勢が整うのです。

次回は伐られた木が市場に運ばれてから木材となるまでを見て頂く回となります。

コロナは変わらず、猛威を奮っておりますが、
どうぞ、どうぞ健やかで居て下さいますよう、心よりお祈りしております。

ふくしまの木の家KUMIKO番人より 2020.11.30

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