KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

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2019年12月22日

伐採と植樹の見学・・・遅ればせながら木の家講座10月の報告です

台風19号以来、KUMIKO便りの更新もできず、アッという間に年の瀬となってしまいました。

ラジオからクリスマスソングが流れるクリスマス直前の週末です。
クリスマスの定番ソングといえば、山下達郎の『クリスマスイヴ』にマライア・キャリーの『恋人たちのクリスマス』。
なんと『恋人たちのクリスマス』が、1994年のリリース以来、25年の時を経てとうとう今月16日、全米チャート1位に輝いたそうです!(ビルボード・ホット100)
25年 ! 続ける事って大事ですね。

KUMIKO便りは2010年1月のKUMIKOオープンの時以来書き続けて10年。
初めて2か月更新できませんでした・・・。
久々のKUMIKO便りはKUMIKO木の家講座2019「森の木が家になるまで」10月の報告です。
 
 

 
当初10月13日の予定だった木の伐採と植樹の見学は台風の影響で11月3日に延期となりました。
今年は初めての場所、中田町です。
案内してくださる方も伐採してくださる方も初のお目見えでしたが、とても分かり易く且つ感動的な2時間となりました。

この道の先が伐採現場です。

はさがけの稲が嬉しい光景

林道です。ここの仕事はこの道を作る処から始まったそうです。
車や重機を通す、この道がなければ木を山から下すこともできません。

林道です

山は戦後植えた杉が育ち、伐り時を迎えていますが、人手を入れられないため木々が混みあい鬱蒼とした雰囲気です。
日本の山の多くにこのような状態が見られます。
野菜やお花畑も間引いてあげないと混みあってしまい、作物も花ものびのびと育たないですが、山も同様です。
木の手入れには、
■下刈りー植栽木に日航が当たるよう、雑木や灌木を刈り払う(毎年)。
■除伐ー植栽木の成長を妨げる雑木や形質の悪い植栽木を取り除く(3回程度)。
■間伐ー樹木の成長に応じて一部の植栽木を伐採し、立木密度を調整する(7~10年間隔)。
と沢山の手間がかかります。
 
適宜手入れを行っていかねば「節」の無い、良い材が取れる木には育たないのです。

伐採開始前、まずはそんな林業の説明からです。
お話しして下さるのは郡山市森林組合の伊藤さんです。
林業は、1000人の内20人も仕事中に亡くなるほどの危険が伴う仕事であることを伺い、緊張した面持ちでお話しを聞く参加者の皆さんです。

開始前、説明を聞く参加者さんたち

郡山市内には7万5千ha(ヘクタール)の森林面積が有る事、その内の4万haが人が植え、育てている人工林であること。
所有別に、国有林が1万ha、県や市有林が1万ha、個人のものである民有林が2万haであることなども教えて頂きました。

今回の伐採現場となる山の所有者は10名位だそうです。
一つの山に所有者が複数いる事はごく普通の事だそうです。

本日伐る様子を見せて下さるのは伊藤林業さんです。
伐採する木は約50年生で21m程の高さの杉です。

伐採開始です。
私たちは、切倒す木の樹高の2倍以上離れていないと危険な為、遠くからの見学となります。
写真は望遠で撮りました。
まず、木を倒したい方向に「受け口」を切ります。
三角形に切り取られた様子です。

手にしているのは受け口です

受け口の反対側から「追い口」を切っていきます。
倒れて行っている様子がわかるでしょうか?
(見学は樹高の2倍以上離れないと危険ですので遠くからしか撮影できません)

倒れていってます

追い口切りを行ってから地面に杉が倒れるまで本当に一瞬です。

受け口から切り出された三角の部分を持って、樹齢を数えています。

およそ21mの高さで、胸高(木の太さは人間の胸の高さ(1.2m)で測ります)は24センチでした。

玉切りするために枝葉を切り落としていきます。

玉切りの多くは建築資材に使えるように3mずつ切っていきますが、どこで切るかで市場に出荷した時の金額が変わってきますので、とても難しいところです。

一見まっすぐに見える杉ですが、よくよく見ると途中わずかに曲がっていて、その部分が入ると金額が下がることを聞き、考えさせられた皆さんです。

すらっとした材を多く出す為、曲がり部分2mだけ切り落とし、あとは3mずつ切り、6玉になりました。
3m×6本=18m + 2m×1=2m で約20m
そんなこともここでしか聞けない貴重な話です。
勉強になりました。

伐られた木を囲んで記念撮影です。

感動の経験の後の笑顔が素敵


10/13は東京の設計者が視察に来る予定でしたが、台風19号で延期になり、都合が合わなくなってしまいました。
お仕事の都合が付かなくなった方もいて、ぐっと参加人数が減りました。残念。

最後に植林された山を見せて頂きました。
緑に見える前方の山は昨年秋伐採した後、翌春に植林をしています。
まだ小さい杉たちは遠くからは見分けがつきませんが赤ちゃん杉が沢山植えられています。

植林されたばかりの山

お休みの日に案内して頂いた郡山森林組合の伊藤さん、伐採の様子を見せて頂いた伊藤林業さん、本当にありがとうございました。
全員で心から惜しみない拍手を送りました。
 
 
 

さて、前述のマライアキャリーの主題歌「恋人たちのクリスマス」が流れるたびに思い出すドラマ「29歳のクリスマス」。
90年代に青春を送った方はイントロが流れるだけであの頃の光景や、ドラマの場面が懐かしく思い出されるのではないでしょうか。
恋愛、仕事、人生の岐路など30歳を目前に控えた葛藤の29歳を山口智子と松下由樹、それに柳葉敏郎と仲村トオルがカッコ良く、且つ人間臭く演じていて実に素敵でした。
背が高く、足が長くスラっとしたスタイルにロングコートをひるがえして歩く様子が本当に様になっていました。

つい先日終ったドラマ「G線上のあなたと私」で要となる主婦役を演じた松下由樹は、あれから25年。
本当の自分とは?―愛とは?―友情とは?―自分の生きる道とは?―と、精いっぱい生きてきた女性が着実に年輪を重ね円熟味を増して素敵な大人になっていました。
同じ年月を家づくりに生きてきた私は?進歩しているのだろうか?思わず考えてしまいました・・・。
 
 
まだ雪が降らない暖かい12月ですが、
I wish you a merry Christmas!
素敵なクリスマスとなりますように…。

ふくしまの木の家KUMIKO番人より 2019.1.22
 
 
 

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