須賀川は林檎の花まっ盛りです。
白地に薄ピンクがほんのりと混じっている様はリンゴの白い果肉と赤い皮、
甘酸っぱい味が連想されて何とも言えず可愛らしく、その白い花が一面に広がる果樹畑は本当に美しい景色を作り出しています。
この果樹畑と田んぼの間をゆったりと縫って道はKUMIKOへと続きます。
KUMIKOの庭でも木々が一斉に芽吹き、濃淡様々な緑が入り混じって爽やかな季節の到来を感じさせてくれています。
ケヤキの若い葉にはアントシアニンの赤色が残っていますね。
今回は4月14日から始まりましたKUMIKO木の家講座「森の木が家になるまで」の4月の回の報告です。
木の家講座を始めて今年で8年目になりますが、4月は菜種梅雨に当たる事が多く、毎年何度も天気予報を確認して当日を待ちます。
今年は久々に晴れの初回を迎える事が出来てホッと致しました。
スタートは大事です。
14日当日は今までになく気温が高かったのですが、
先日の雪と寒さが影響してか、花々たちの開花が遅く、
講座始まって以来、一番花が少なかったような気がします。
桜の蕾もまだ固く
まだ冬枯れの里山です。
歩き始めてまず最初に出会ったのは、葉っぱがハートの形をしているカツラの木です。
(葉っぱは花の後です)
カツラの赤い花が咲いています。↓
見えますでしょうか?
高い位置にあり、細い形ゆえ、普段なかなか目に留まる事が少ない花です。
毎年の4月の回ではすでに葉っぱが出ていますので、今年は寒かったお陰で花に出会う事ができました。
樹木医で森の案内人さんの案内でカタクリの群生を見ています。
今回出会ったスプリングエフェメラルたちです。↓↓↓
上から順にカタクリ、ヤマエンゴサク、ニリンソウ、キクザキイチゲ、コカンスゲ、エンレイソウ。
カタクリ
スプリングエフェメラルを代表する花で、花を下から覗き見ると、美しい模様が見られます。
群生している姿は美しいです。
ヤマエンゴサク
薄青紫色の可愛い花です。中国名に由来した名前です。
ニリンソウ
花の咲き始めは一輪ですが、その後二輪となります。群生している姿は美しいです。
キクザキイチゲ
普通花色は白ですが、この個体は青みがかった美しい色をしています。
コカンスゲ
よーく見ると、美しい形と色をしている、ちいさなスゲです。
エンレイソウ
三枚の葉の中央に紫色の綺麗な花を咲かせます。花を咲かせるのに十数年以上かかります。
それから、丁子桜も咲いていました。花の大きさが小指の先ほどもない、可憐な桜です。
まだ早春、山が見通せましたが、
次回5月の回の里山は、4月の冬枯れの山から、
木々が一斉に芽吹いて、一気に生命力溢れる山へと変化していることでしょう。
冬から春への劇的な変化に出会える5月の里山は空気も変わります。
どうぞ次回(5/12)をお楽しみに!
ではご機嫌よろしゅう。
ふくしまの木の家KUMIKO番人より 2019.5.5
ふくしまの木で造る木組みの家KUMIKO
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二級建築士・インテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト・照明コンサルタント・福祉住環境コーディネーター・
ふくしま家づくりマイスター。ハウスメーカー勤務を経て現職。
<森林、樹木と木の家SDGs講座>案内人。