KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

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2018年10月13日

木の家講座 爽秋の回 千年の森からパワーを頂く!

KUMIKOの周りでは稲刈りが始まりました。
暑い暑い夏を乗り越えた秋の風景です。

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KUMIKOのリビングに入る日差しが長くなりました。
庭のヤマボウシやケヤキがその日差しを浴びてキラキラ光っています。

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今回は先月行われた木の家講座<千年の森でパワーをもらおう>の回の報告です。
「千年の森」は隠津島神社の社叢(鎮守の森)に番人が勝手につけたネーミングです。
それにしても、この森に行き出して7年、初めて曇り空の下での講座となりました。
やっぱり今年は雨が多いです。

秋の里は蕎麦の花が満開です。

栃の実が今年も沢山落ちています。

モミジの色づきはまだほんの少しです。

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千年の森でまず出迎えてくれるカツラの大樹です。
今年も会えて良かった!

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今年は雨が多いせいかかわいらしいキノコがたくさん出迎えてくれました。

サワラとアスナロです。

葉っぱの裏で違いを判別します。
どちらもヒノキのような葉っぱですが、裏返すと違いが分かります。
裏で分かるなんて、人みたいですね。

サワシバの果穂。

タマアジサイ。

ヒメアオキの果実。
紅葉にはまだ早いこの時期、森に鮮やかな赤い実です。

福島では滅多にお目に掛かれない、北の樹木ミズナラの木です。
いつ行っても長老の風格で出迎えてくれます。
家具の材としてとても美しい杢と明るい色味で大好きなのですが、どんどん減っていると家具職人さんから聞きました。

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神社の横の滝に張り出した物見台で全員集合。

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最後は10月の回の予習です。
原生林の横に、人が植え、育てた木の畑があります。

植樹されておよそ50~60年。
来月はこの木の伐採を見学します。

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9月に天然林を見て、10月に人工林を見る。
これは、山の木には人の手がかかったものとかからないものがあることを知って頂きたい為です。
このあたりに植えられているのは杉です。

なぜ杉なのか?
それは日本の風土に合うから縄文の昔から今まで生き延びてこれた木だからです。
杉は縄文の昔から日本人の暮らしを支えてきた、日本だけに生育する日本固有の木です。
住まいから道具まで、杉は生活のあらゆる場面で人々の営みに無くてはならない物でした。

この秋の公開で70回目を数える、世界遺産の正倉院の宝物を公開する正倉院展。
1250 年以上前の美しさを残す、聖武天皇ゆかりの奇跡の文化財と出会えるのも、
杉で造られた宝箱の中で大事に守られたお陰なのです。

そうして活用されるために、植え、育て、伐る。が繰り返されてきました。
10月の回は、その「伐る」作業を見ます。
5年前の木の家講座で伐採を見た現場にも行き、伐採後に植えられた杉の子たちを見ます。
5年生はどのくらいの背丈になっているでしょう。
どうぞお楽しみに!

朝晩冷え込むようになりました。
須賀川は秋の深まりと共に果物が次々と出てきます。
リンゴ、梨、ブドウ、柿。
品種も次々と変わります。
産地はやっぱり美味しいです。
実りの秋に美味しいものを沢山食べて来る冬に備えましょう。
躰を作るのは食物です。

ではまたお会いしましょう。
ごきげんよろしゅう。

ふくしまの木の家KUMIKO 番人より

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