KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

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KUMIKOの番人が日々を綴ります
2017年04月01日

森林ヨガ

「3月去る」といいますが、あっという間に4月です。
東京では桜が咲き始め、
KUMIKOへ来る道の両側にある紅梅と白梅も満開になっています。
新年度が始まります。
KUMIKOでも講座<森の木が家になるまで2017>が4月より始まります。

それに先駆け、番人も「森林ヨガ&森林呼吸法」を自己研修してきました。
今年のテーマは「ストレスに負けない心」をつくる・・・もとい、森でストレス発散して少しでも自分を幸せにする。
これを森の力を借りて行います。

過去に起こったことが自分の意志に関わらずフラッシュバックしてきて心を苛むストレスは、多くの人が経験していることと思います。
上司に叱責された、いじめに遭った、または自分が取ってしまった行動への後悔の念。
その時の言葉や光景が脳裏に蘇ってきて頭から離れないのは本当に嫌なものですが、
このフラッシュバックが起こった時に如何にしてその過去の忌まわしい記憶の中から「今、ここに」自分の意識を戻すか。

大事なことはフラッシュバックが起こったことに気づくことなのだそうです。
そして、おっといかん、と過去に行っている心を「今」と「ここ」に引き戻す。
森では樹木や草が発散するフィトンチッドという揮発性物質が身体をリフレッシュさせてくれるのですが、その力を借りて、今、森にいることに五感を使うことがポイントです。

風に揺れる梢の音や鳥の声、木々や苔、草の匂いを感じ意識を向け続けることで自然と忌まわしい記憶が脳裏から去って行く・・のは、人は一度に2つも3つも物事を考えられないから、今森にいる事に集中することで嫌な記憶は自然と消えていくのだそうです。

もちろん、過去のことだけではなく、今晩何食べよう、とか未来のことも考えないようにして、ただただ風の音、木々の匂いを感じ続けていけば脳を蝕む嫌なことを追い出し心が軽くなります。

ヨガで身体を動かすと痛い部分があることに気付きますが、そんな日頃の疲れ(慢性疲労)に気づいて身体のゆがみをゆっくりと修復していくことでもまた心が軽くなります。
ヨガは意識的に呼吸をするのですが、森林呼吸はフィトンチッドを積極的に摂取しますので、相乗効果で身体と心を健やかにします。

フォレストミッションは毎月2時間×7回=14時間です。
貴重な時間を使って参加して下さる方々に、より森を楽しんでもらえ、心と身体を日常から解放してもらえたら嬉しいです。
第1回目は4/16です。どうぞお楽しみに!

森の中のつり橋です。渓谷沿いの道を歩いて来ました。

年度の変わり目は季節の変わり目でもあります。
身体も心も疲れやすい時期です。
いつもよりさらに自分を労わって優しくしてあげてください。

では、また次回。
ご機嫌よろしゅう。

福島の木の家KUMIKO番人より