週末にKUMIKOに来る度に田んぼの緑が鮮やかになって密度が濃くなっています。
先週、大玉村のフォレストパークあだたらで森林セラピーを行ってきました。
「KUMIKO木の家講座」の6月の講座です。
今回の講師は森林総合研究所の農学博士で森林セラピストの香川先生です。
セラピーはまず森に入る前のストレス度の測定から入りました。
舌の下に試験紙を一定時間挟み、計測器にいれるとアミラーゼの数値が出ます。
この値がストレスの度合いを表します。
参加者さん達はストレスを感じるチカラ、もとい感じない力を測られて、数値を聞くたびにどよめいていました。
アップダウンのある道を歩きますのでまずはストレッチです。
せせらぎ沿いの道を下ります。
さらさらとした水の音は心地良く響き、癒されます。
川を渡る木の橋にわくわくしますが、この先がちょっときつい登り坂です。
登り切って赤松の大木(150年生位)の林で一休み。
これもセラピーのプログラムの一つです。
秋にはマツタケがでるかな、とみんなでわいわい。
森の中で木にもたれて木漏れ日の下しばしくつろぎます。
これが本当に気持ちいい。
松は特にフィトンチッドが多く出るとの事でした。
フィトンチッドは癒し効果の高い物質です。
水の音と少し湿った空気と美しい緑。
ルートの中でここが一番気持ちのよい場所でした。
熊笹の生い茂る中を登ると大玉村が見渡せる開けた場所へ。
こんなところもまた爽やか。
寝ころぶと樹木がこんな風に見えます。
気持ちがすう~っと軽くなります。
水辺のマイナスイオンは科学的には立証されていないというお話しでしたが、理屈抜きで水の音と湿気は気持ちの良いものでした。
公園とはいえ、森の中にはやはり一人では行きずらいものです。
この機会に来れて良かったとの声に森のフィトンチッドより癒された番人でした。
ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
次回は9月18日。千年の歴史を持つ鎮守の森が会場です。
さらに深い原生林となります。
人手の入った公園とはまた違った木々に包まれ、癒される魅力的な森です。
どうぞお楽しみに。
今、KUMIKOの庭はシャクナゲのピンクから、ヤマボウシの白へと主役が移り、清楚で爽やかな景色が居心地をさらに良くしてくれています。
今年は季節の進みが早いです。
昨日は会津や福島で30度を超しましたが、KUMIKOの外も30度まで上がりました。
そして明日は気温がぐっと下がるとの事。ついていくのが大変ですね。
番人も3週間ほど風邪でしんどい思いをしたばかりです。
こんな気候の時はいつも以上にしっかり食べて、寝て体力を養ってくださいね。
ではごきげんよろしゅう。
福島の木の家KUMIKO番人より
※森林セラピーはNPO法人森林セラピーソサエティが認定したセラピーロードで行うものですが、福島にはまだセラピーロードが整備されていないため、森林セラピーの第一人者である香川先生と癒し効果の高い場所を選び行いました。
二級建築士・インテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト・照明コンサルタント・福祉住環境コーディネーター・
ふくしま家づくりマイスター。ハウスメーカー勤務を経て現職。
<森林、樹木と木の家SDGs講座>案内人。