KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります
2015年04月30日

☆森☆

“今の日本の環境を救えるのは、森だと思う。”
今読んでいる本の帯に書かれている言葉です。
本のタイトルは『森を歩く~森林セラピーへのいざない~』(田中敦夫著 角川新書)

この森林セラピーとは「医学的エビデンス(証拠)に裏付けされた森林浴効果をいい、森林環境を利用して心身の健康維持・増進、疾病の予防を行うことを目指すもの」なのだそうです。(森林ソサエティHP http://www.fo-society.jp/ より)

週末2日間のみとはいえ、番人がKUMIKOに通うこと丸っと5年。
春夏秋冬杉に包まれた心地良さはなんともいえずまるで木の家森林浴。
杉樽の中の酒、わっぱ(秋田杉のお弁当箱)の中の飯状態。(五年熟成されてもまだ人間は熟れてませんが・・)

比喩が飛びすぎました。
この心地よさに森がどんなふうに心身に関わってくるのか医学的に究明されていることを一度きちんと知りたいと思っていました。
皆様にも聞いて欲しいし、体験してもらいたいと思っていました。
そんな思いが通じたのか、ご縁があって今年の木の家講座のプログラムに森林セラピーを取り入れることができましたのでご案内します
詳しくはこちらをご覧ください☞

2015年度は例年のように
4月、里山に咲く春先の花々を見て頂き、
5月、里山の木々の芽吹きを見て頂きます。
そして
6月に深緑の元、森林セラピストの案内で森を歩きます!

7.8月はお休みして
9月には山懐に抱かれた千年の歴史のある鎮守の森で天然林を見て、
10月木の家の材料となる木の植林から育てる過程と木の伐採を見て頂きます。
(昨年は60年生の木の伐採を見せて頂きました)
11月には伐り出された樹木が材木になる過程を見て
12月にはいよいよ森の木が家になっての心地良さについての医学的根拠に基づいたお話しを伺います。

ところで、“日本の環境を救えるのは、森”は、木の家講座をフォレストミッションと呼んでいることと通じます。
木が循環型社会をつくる→環境を変える、というお話は昨年の木の家講座6月に有馬東大名誉教授に教えて頂きましたね。
そのあたりも12月に聞けたらと思っています。
木の家は住む家族の心身の健康だけじゃなく、地球環境のためでもある。ご期待ください。

・・・と書いてから早や2週間以上経ってしまって、4月編は開催してしまいました。
筆が遅くてすみません・・ m(__)m
カタクリ、ニリンソウ、ミスミソウ・・・たくさんのスプリングエフェメラルに会ってきました。
山桜が盛りで、麓の春と山の春と二度の花見も楽しめました。

星をちりばめたような花々と講座の様子の一部ご覧ください。

次回、5月は24日(日)10時からです。
興味を持たれた方はぜひご参加ください。
心よりお待ちしております。

突然暑くなって、四季が二季になっていくような、気温の変化です。
どうぞくれぐれもご自愛くださいね。
ではまた来週。
ごきげんよう。

福島の木の家KUMIKO番人より

※森林セラピーとは商標登録されており、NPO法人森林セラピーソサエティが認めた森林セラピスト、森林セラピーガイドが認定を受けたセラピー基地やセラピーロードを案内する時のみに認められるものです。