遅ればせながら2015年初めてのKUMIKO便りです。
強かった風と、昨夜降った雪のおかげで美しい黄昏の風景がリビングの窓いっぱいに広がっています。
リビングの正面にある里山の向こうには、沈んだばかりの夕日が残した紅色の上に一番星がきらめきだしています。
真冬の里山の夕景は何度見ても見飽きることがありません。
写真は先週のKUMIKOです。
雪が樹木に花のようについてため息がでるほどきれいでした。
そして、「冬来たりなば春遠からじ」を真っ先に感じさせてくれるロウバイの蕾です。
新年最初のKUMIKO便りは友人からシェアされたyoutubeの画像からです。
「日本人なのにありがとうの反対語をしらなかった」
多くの人に届けたくて載せてみました。
ぜひご覧ください。
ありがとうの反対語なんて今まで考えたこともなかった。
教えてもらった答えは・・・
「あたりまえ」
「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」
「有難(ありがた)し」という意味だ。
あることが難しい、稀(まれ)である。
滅多に無いことに巡り合う。
すなわち、奇跡というこだ。
奇跡の反対は、「当然」とか「当たり前」
我々は、毎日起こる出来事を、
当たり前だと思って過ごしている。
歩けるのが、あたりまえ。
目が見え、耳が聞こえるのが、あたりまえ。
手足が動くのが、あたりまえ。
毎日目覚めるのが、あたりまえ。
食事ができるのが、あたりまえ。
息ができるのが、あたりまえ。
友達といつも会えるのが、あたりまえ。
太陽が毎朝登るのが、あたりまえ。
生まれてきたのが、あたりまえ。
夫(妻)が毎日帰ってくるのが、あたりまえ。
そして・・・
生きているのが、あたりまえ。
ある夫婦の話。
晩酌の時、いつも無口の夫が、
「ちょっと、お酌してくれないか?」
と珍しく妻に言った。
台所の片付けをしていた妻は、
「今、忙しいから自分でやって」と答えた。
夫は少し寂しそうだったが、
手酌で酒をついだ。
その、2~3時間後、夫は急に倒れ、
救急車で病院に運ばれ、
帰らぬ人となってしまった。
それから、妻は、
何故あの時、
夫にお酌をしてあげなかったのかと、
ずっと悔やんだという。
あの時何故、もっと、
優しい言葉で、
こぼれるような笑顔で、
感謝の言葉で、
接することができなかったのか・・・
誰しも、
今日と同じ日が明日も繰り返されると思う。
今日、
誰かと出逢い、話し、笑い、
食事をして、仕事ができる。
こんな当たり前だと思うことが、
本当は奇跡の連続なのだ。
「有ること難し」
生きて、出逢う、という奇跡の連続に、
「ありがとう」を言わずにいられない。
2015年、それぞれが新しく始まる一年に今年の目標を立てたことと思います。
番人は
素直になること。
今更ですが
難しい。
でも、「あたりまえ」に素直にありがとうを言えるようになりたい。
震災の時も思ったのに、
人はなんと忘れっぽい生きものなのでしょうね。
あれから
もうすぐ満4年です。
大寒も目前、一年で一番寒い時期です。
風邪など召されませんよう、ご自愛くださいね。
ではまた来週。
ごきげんよう。
福島の木の家KUMIKO番人より
二級建築士・インテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト・照明コンサルタント・福祉住環境コーディネーター・
ふくしま家づくりマイスター。ハウスメーカー勤務を経て現職。
<森林、樹木と木の家SDGs講座>案内人。