先週のお便りでも迎春ですよ~と書きましたが、2月3日は節分でした。
おうちで豆まきはされましたか?
福は、内にも外にも満ちていて欲しいものですね。
(それって、フクハ~ウチ!フクハ~ソト!って言えば良いのでしょうか??)
私は今年の吉方の南南東を向いて恵方巻きを頂きました。美味しかったです。
商売に乗るのもワルクナイ話です。
豆は歳の数+1頂けるそうですから19個と・・・。(わかる人にだけわかる話)
ところで、迎春と木の家KUMIKOとの関係はそれではなく、木の家の命「木」の切り旬が終わったということに繋がります。
木の伐り旬とは、晩秋~冬。それは陰暦でみるとわかりやすいです。
つまり、新暦でみれば2~4月が陰暦では1~3月で春なので、伐り旬が終わってしまったということです。
同様に5~7月が4~6月で夏。8~10月が7~9月で秋(なので新暦9月は秋の真ん中ということで仲秋の名月と言います)。
11~1月が10~12月で冬(すると赤穂浪士の討ち入りの陰暦12/4に江戸で雪が降った話が理解できますね)と言うわけです。
陰暦はよく農作業の暦としても活用されると聞きますが、生物(植物も含めた)の営みととても合っているのだそうです。
例えば、昨年、KUMIKOがオープンした時に、要田さんはまだ庭木を植えられないと言っておられましたね。
節分を過ぎないと、木が植えられないとは、まだ地面が凍ってしまって、根付ないからだそうです。
プラス水分も吸い上げないから、根付けないんですね。
逆にその時期に(山の木を)伐採すれば、水分が木の中に少なく、でんぷん量も少ないので良いのです。
つまり、含水率が低ければ乾燥しやすい。
この話を聞いただけでも、伐り旬が有り、時間をかけた乾燥が必要という材料を主役にする木の家を供給する仕事は、
とてもナイーブで大変な事だという事を実感します。
こんな話も、木の家に興味があってKUMIKOに来場してくださるお客様と話しています。
木の話はとても広く深く、又、KUMIKOの居心地の良さと相まって来場者は1~2時間はゆっくりとお茶を飲んで寛いでいかれます。
因みに春を迎えた5日の朝は外気温5度、棟温9度で室内が10度ありました。1日晴れていましたので、昼にはストーブは薪をくべるのをやめてしまったのですが、1時の時点で23度あり、来場者さんは暖房無しでもぬくぬくした温かさのあるKUMIKOに驚いていらっしゃいました。
6日は曇りでしたので、朝の外気温は0度で、棟温6度でしたが、室温は13度ありました。
では、皆様、今週も良い1週間をお過ごしください。
二級建築士・インテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト・照明コンサルタント・福祉住環境コーディネーター・
ふくしま家づくりマイスター。ハウスメーカー勤務を経て現職。
<森林、樹木と木の家SDGs講座>案内人。