KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります

KUMIKO便り

KUMIKOの番人が日々を綴ります
2012年10月18日

☆第4回 木の家講座☆

<原生林の巨木と植樹された若木を見る>

木の家講座、別名、フォレストミッション。
森の使命なんて大袈裟と笑いますか?
実際、笑われているのですが、大真面目に取り組んでいます。
森林がどのような大切な役目を担っているのかを多くの人々に知って欲しい。
そんな思いでやっています。

先月の30日は、隠津島神社と人口林を見て頂きました。

隠津島神社は約1100年前に筑紫の国(福岡県)から勧進したそうです。
現在の宮司さんで19代目になります。
その長い長い時間を考えただけでもありがたい気持ちになりますね。
境内の天然林は国指定保険保安林で県指定天然記念物、緑の文化財に指定されています。
福島県緑の百選にも選ばれています。
そんなことを知らなくても、山の持つ力を十分に頂ける無条件に気持ちの良い心落ち着く場所です。


森の中の参道


隠津島神社の鳥居です。目の前に川が流れ、そこで手を清めてから参道に入りました



苔むした石段の先に本殿がみえます


本殿で宮司さんのお話を聞いた後、へび神様の社前にて林家さんや樹木医さんの説明を聞きました





社務所に祀ってある木の根で造った龍です


社務所にはこんな凄い龍の絵もありました


本殿です


菅滝の前で

隠津島神社の鬱蒼とした手つかずの天然林に包まれた後、
人の手で丁寧に植樹された子供の杉たちが植わっている木の畑を見て、
その違いを真剣に受け止めてくださった参加者さん達。
その表情をみて、少~し意味が伝わったかな、と思っています。


湖南町三代の若木畑


回りの大人杉との違いを見てください


杉の若木です

行きのバスで樹木医さんと林家さんから代るがわるレクチャーを受けました。
普段なかなか伺えない、木や山に関する話しに感心しきりでした。
樹木医さん、林家さん、大変お世話になり、ありがとうございました。

帰りには林家さんから湖南のお野菜をプレゼントして頂き、皆さんサプライズにびっくり、大喜びでした。
湖南のお野菜、みずみずしくてとっても美味しかったです。

次は10月28日です。
この日はさらに大きく育った30年、50年、そして100年の杉を見ます。
子孫のために植えてくれた杉です。
最後に110年の杉伐倒を見ます。
今回、一生懸命世話をし育てた木は本当は伐れないもんだという話を伺いました。
慈しんだ命を頂くのです。
ありがたいことです。
どうぞ宜しくお願いします。