寒中お見舞い申し上げます。
復興住宅に埋没している間に、松の内はあっという間に過ぎ去り、はや寒中。
本日は大寒。
暦通り雪です。
KUMIKOのまわりも真っ白です。
私はKUMIKOから見える景色の中で、雪景色が一番好きです。
目の前の真っ白の里山を見ているとビバルディの四季「冬」が頭の中で蘇ります。
「白い道」と題した、日本語訳がついた唱歌になっています。
穏やかな明るい旋律で、晴れ渡った真っ青な空の元、しんとした雪景色の中を歩いて行く少女の姿が瞼に浮かびます。
歌詞三番目の「母さんが歩いたように風の中も負けないで」の部分が、現実的な道と
これから、自分が生きていく道を重ねているのではないかとそんな事を思わせる美しい曲です。
白い道
原曲: António Vivaldi アントニオ・ヴィヴァルディ
作詞: 海野洋司 (うんの ひろし)
編曲: 石川皓也 (いしかわ あきら)
NHK みんなのうた 1975年12月~76年1月 初回放送どこまでも白い ひとりの 雪の道
遠い国の母さん 今日も お話を聞いてください
あれからもう 三年過ぎ この道に また白い雪
サラサラ 鳴ります北国の冬は きびしく 辛いけど
母さんと歩いた道は あたたかい思い出だけ
れんげの春 トンボの秋 忘れません 声をあわせ
うたった あの歌あしたも この道 歩きます ひとりで
母さんが歩いたように 風の中も負けないで
いつか 春の風が吹けば 歌いましょう あの日の歌
ひとり この道で
You Tube で聞くことができます。 http://youtu.be/F3IcwyNpivQ
ところで、KUMIKOは週末土日しか開けないので、土曜の朝は冷えています。
今朝は外気温が1度でした。中は7度ありましたが、早くあったまりたい!のに、薪ストーブの火が点かない。
なぜなぜ?と不思議に思いながら2度3度と試みて、やっと思い当りました。
昨日、二本松市で、薪ストーブの灰から高線量の放射能が、とニュースにありましたので、KUMIKOのストーブの灰も念のため測定しようとみんな取ってしまったのでした。
灰が無いと薪は燃えにくいのですねぇ。
こんなことも、一昨年の1月30日にKUMIKOが誕生してから3度目の冬にやっと気が付く番人です。
ちょっと前だったら(炊飯器が誕生してほんの50年です)竈(かまど)でご飯を炊かなくちゃならないから、お嫁に行けませんね。
KUMIKOの薪は一昨年のもので、屋根の下に保管してありましたが、念のため、検査機関で測定して貰っています。
なお、薪ストーブユーザーの方の為に簡単に情報を載せておきます。
指標値が出されているのは、あくまで調理用の薪に関してですが、
利用制限基準値は40ベクレル/㎏です。(H23.11.2林野庁通知)
灰は8000ベクレル/㎏。(H23 .6 .28 環境省「一般廃棄物焼却施設における焼却灰の測定及び当面の取扱いについて」より)
同じ1キログラム中の値の違いに驚くかもしれませんが、これは1㎏の薪を燃した時に出る灰が5gだからです。
なお、薪は通常、燃やすときの焼成温度がセシウムの沸点641度より低いので、薪中のセシウムはほぼ全て灰に残ります。
だから、煙に乗ってセシウムが飛散するということはないとのこと。
万が一、飛散したとしても、粒子の大きさから、飛散距離はせいぜい数百メートル。
だから、仮に飛散したとしても、大気中で希釈され、検知不可能な濃度となるそうです。
ただ、灰は吸い込むと内部被曝になりますので、片づける際にはマスクを付けるなど気を付けてください。
そして、灰の処理はそれぞれの自治体の取り決めに従う様になりますが、
KUMIKOの建つ須賀川と事務局のある郡山の場合は不燃物回収日に出してくださいとのことでした。
参考になれば幸いです。
では、寒中、風邪などめされませんよう、暖かくしてお過ごしくださいね。
二級建築士・インテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト・照明コンサルタント・福祉住環境コーディネーター・
ふくしま家づくりマイスター。ハウスメーカー勤務を経て現職。
<森林、樹木と木の家SDGs講座>案内人。