2019年09月12日

石川町

福島県の石川町で長らく幼児教育に携わったご褒美に建てられた終の棲家です。
自然素材と杉とモイスに包まれた屋内は「そよ風」の暖房と薪ストーブで、全室ヒートショックの無い、暖かで快適に暮らして頂ける住まいです。
内部は車椅子生活になっても暮らし続けられるように、段差を作らず、建具は引き戸を多用しました。
ご夫妻に特に気に入って頂いているのが庇の深さです。夏は屋内に日差しが入らず、冬は奥深くまで陽ざしが入り、涼しさ、暖かさを作ってくれています。陽ざしをコントロールすることで得られる快適さや建物を守る力は侮れません。
外部のアプローチは敷地の形状により階段にしましたが、スロープを付ければ、車椅子での出入りも可能となります。