須賀川の家
施主様との出会いは、地球と家族を考える会のメンバー(曳家)の紹介からでした。
モデルハウス「ふくしまの家KUMIKO」完成の1年後の2010年1月に、同じ須賀川市内に3世帯住宅として同じ敷地内に完成。
お引越しが2011年3月の震災直前でした。
3.11では敷地内の元の住いは天井が落ち、全壊。一方新しい住まいは何事もなく、震災前に引っ越せて良かったと胸を撫で下ろした事を記憶しています。
建て方は「KUMIKO」と同じ構法で、KUMIKOの杉板外壁に対し、軽量気泡コンクリートで(ALC)で仕上げています。
断熱材はセルロースファイバーを壁90㎜、屋根185㎜吹込み、屋内は杉の無垢板と漆喰壁で仕上げています。
断熱材と「そよ風」の床暖で全室ヒートショックから解放さていますので、お施主さんは引っ越してから使わなくなったファンヒーターを捨ててしまったとのことです。
居間の上部には大きな吹抜けを設け、周りに個室を配した開放的な造りで、車椅子にも対応するバリアフリーなプランに寄り、終の棲家となっています。