What’s New

What’s New

2024年08月04日

<森林、樹木と木の家 SDGs講座 2024> 後期募集のご案内

 

今、全国で戦後植林された大量の杉やヒノキが伐期(伐る時期)を迎えています。

人が植え、育てた木は然るべき時期がきたら伐って使う。伐った後には再び植え、育て、50年から100年後にまた伐って使う。そうして森林(山)は健全に保たれてきました。

講座前期は樹木そのものの生態や魅力について学びましたが、講座後期は、この森林(山)の循環について
実際に現場に行き、それぞれのプロフェッショナルの案内で見て歩きます。

第6回樹木第7回林業~第8回製材業~第9回木を使った建築と様々な視点から森林の循環を学びます。

あなたも心に身体に沢山の樹木パワーを頂きつつ、「森林を永遠に枯渇させない」ために、一緒に歩き、感じ、学んでみませんか?

参加要項

定員 : 10名
参加費 : 1万円(税別) (全4回分 資料代・傷害保険料含む)※参加費は初回にお受けします。
集合場所 : 各回現地集合
日程 :プログラムご参照下さい
時間 : 午前10時~正午から13時
服装 : 野外活動に適した、天候の変化に対応できる服装・装備(長袖・長ズボン・帽子・運動靴(履き慣れた靴))
※リュックなど両手の空くスタイルでご参加ください
持ち物 : 飲み物・筆記用具・雨具・健康保険証(写し)(必要に応じて虫よけ・日焼け止め)

後援 : 福島県
主催 : 地球と家族を考える会・福島県木材協同組合連合会

お問合せ・申込み : 地球と家族を考える会 (火・水 定休) まで
電話:024-923-5400 ⇒番号が変わりました024-923-4861
メールアドレス:earth-family@k2.dion.ne.jp

※当講座は一般財団法人福島県林業会館「フォレスト助成金」活用事業です。

 

プログラム

第6回 <森林セラピーで免疫力をアップしよう>

森林セラピーとは、セラピストの案内で森を歩き、森で休み、五感(見る・聴く・嗅ぐ・触る・味わう等)で森に触れ、森の力を頂く、科学的根拠がある森林浴です。森と樹木は健康寿命増進、アンチエイジングと様々な力を発揮しますが、森の中だけでなく製材されても、その力を発揮し続けます。

日時 : 9月29日(日)10時~13時
場所 : 大玉村 フォレストパークあだたら
講師 : 千葉大学客員教授 農学博士 森林セラピスト 森林博士  香川隆英氏

第7回 <森の命の巡りを見ようⅠ>~林業の現場を見る~

林業の現場を専門家の案内で見ます。人工林は植えて育てて、伐って、活用し、また植えてを2代3代と長い年月をかけ繋いでいく森林です。現在、人口林は戦後植えたスギ・ヒノキが70年経って伐期を迎えているにも関わらず、様々な理由から適正に手入れされ山の循環が健全に保たれている数は多くは有りません。植林~育林~伐採、担い手や活用流通について伺います。

日時 : 10月20日(日)10時~13時
場所 : 古殿町山林 (予定)

講師 : 林業家 株式会社サンライフ 水野喜文氏

第8回 <森の命の巡りを見ようⅡ>~原木市場・製材所で木材を学ぶ~

森で伐採された木が原木市場で競りにかけられ、線量検査、選木、乾燥などの樹木が材木になっていく過程を専門家の案内で見て回ります。
後半は福島県の林業・木材産業の現状、流通や市況等の資料を交えながら、木材の特性や利用、SDGsについて座学で学びます。

日時 : 11月9日(土) 10時~13時
場所 : 郡山市 福島県中央木材市場 ・ 福島県郡山地区木材製材協同組合
講師 : 福島県林業研究センター林産資源部長 白田康之氏

第9回 <森の命の巡りを見ようⅢ>~樹木を暮らしに活かす技術・地場産材による循環型の建築~

人が植え、育てた山の木(人工林)は、使う事で循環型社会の一端を担います。 地球環境と山が密接に繋がっていること、山の木の出口として建築が大きな存在であることなど、10、11月にフィールドワークで見聞きした山の木の出口としての建築の有用性、輸入材ではなく地場産材を活用する事の有意性、また心身、環境への影響などを、実際に地域材で木の家を設計している建築家からお話を伺います。

日時 : 12月1日(日) 10時~13時
場所 : 郡山市 ちっちゃな美術館 こはらだ日和
講師 : 建築家 丹呉明恭建築設計事務所(埼玉県狭山市) 丹呉明恭氏

※各回の写真は2023年度の講座の様子です。