百年を目指す「ふくしまの家KUMIKO」

  • 百年を⽬指す「ふくしまの家KUMIKO」について

■「KUMIKO」とは、伝統建築の「組⼦」(障⼦や欄間の繊細な技術)からいただきました。
 「皆様と⼿を組み、⽊を組み」ながら、持続可能な社会を⽬指します。

■2009年に「込み栓+ 杉板落とし込み耐久壁」で⼤⾂認定を取得後、福島県「ふくしまの家地域活性化支援事業」に選ばれ、「ふくしまの家KUMIKO展⽰場」を建築。その後2023年にお客様(福島市)に譲渡し、伝統構法「込み栓」の良さを実感しました。

■2025年の法改正では省エネ基準の適合義務や、資材⾼騰、職⼈不⾜で今までのオーダー型(建主希望)では建て難くなりました。
その解決策として考えたのが提案型の住まいです。

■その住まいは、マンション4LDKを、吹抜けのある木造2階建てに置き換えた「2LDK吹抜2ロフト」です。適正な価格で提供します。

ふくしまの家KUMIKOはこんな⽅におすすめ

  • 終の棲家として
  • ⼦育て世帯
  • アトピー、アレルギーを
    お持ちの⽅
  • 環境に配慮したい⽅

「100 年を目指すふくしまの家KUMIKO·A プラン」の実例

A プラン+そよ風の標準タイプ第一号が完成しました。
以下、お施主様のお住まいが建ち上がっていく過程を、地鎮祭から竣工まで記録したものです。
KUMIKO の家を構成する材料、職人技、工法等々、これから建てる方の参考になれば幸いです。

  • STEP1地縄張り、地質調査
    建物の位置を確定し、地耐力を調査します。これにより、地質改良の有無が決定します。
  • 調査孔No.1 貫入状況
  • 調査孔No.1 検尺
  • STEP2地鎮祭
    この土地の神様へのご挨拶です。
  • STEP3地質改良(敷地により必要であれば)
    (株)吉田設備さんに、天然砕石パイル工法で地質改良してもらいました。
    天然砕石を転圧して柱を形成するため汚染物質が出ず、環境にやさしい工法です。
  • STEP4基礎工事、配筋検査
    設備の地中配管を終えた後、べた基礎を施工し、配筋完了後に瑕疵担保責任保険の検査を受けます。検査後にコンクリート打設する流れです。
    基礎は平場と立ち上がりの2回に分けて打ちますが、万が一打ち継ぎ目地が割れても、漏水や蟻道が発生しないために、止水板(亜鉛メッキ鋼板)を設置しています。
    また、床下が室内環境になる設計のため、床下の換気口等は設けません。
  • STEP5土台入れ、建て方、上棟式
    基礎と土台の間に気密パッキン材を挟み、アンカーボルトで緊結します。
    その後柱や梁(丸太は杉)等を建て込み、上棟式を行いました。
  • STEP5屋根、そよ風工事
    屋根防水シートの上に空気層を設け、そよ風(環境創機(株))の部材を設置していきます。
    鉄板屋根の上に強化ガラスを乗せることで、集熱した温度の低下を防ぐことができます。
  • STEP7木工事、耐力壁設置、躯体の検査
    土台と柱、梁の緊結は込み栓を採用しています。
    耐力壁はモイスTMを使い、瑕疵担保責任保険の検査を受けてから、他の工事を進めていきます。
  • STEP8断熱工事等
    床下はそよ風からの暖気がコンクリート面で冷やされないように、断熱材を全面に設けています。全面接着ではなく、基礎面にごく少量の接着剤でピンを固定し、そこに差し入れて固定しています。
    壁と屋根の充填断熱は(株)エコライフさんにハイサーム(セルロースファイバー)を施工してもらいました。なお、外壁側には付加断熱としてネオマフォームを増し張りしています。
  • STEP9内外装工事、設備設置等
    延焼線内の外壁はALCの通気工法で、防虫網も設置してあります(延焼線外は杉板塗装仕上げ)。内装は主にモイス内装材を使い、極力接着材を使わないようにしています。
  • STEP10竣工、完了検査、お引渡し
    竣工後、完了検査を受けて、お引渡しとなります。
  • ライフサイクルコスト
    (LCC:製造から廃棄までの総コスト)

    一般ZEH

    約50年で廃棄⇒ソーラー発電(パネル,蓄電池寿命:15年~30年)の交換や廃棄費用、資源ロスも含めると、KUMIKOより「持続可能性」には不安です。

    KUMIKO

    ZEHも可能ですが、採用は地域の事情に合わせて考えます。

  • 仕様

    ①地盤改良

    基本的に「砕石杭」採用。解体後に残しても問題なく、再利用も可能。

    ②構法

    伝統構法の「込み栓」と「モイスTM又はダイライトMS面材」で耐久性を確保します。

    ③構造材
    (天然か低温乾燥)

    杉(梁、桁、柱は12㎝角中心)、桧(土台)。

    ④基礎

    外周部の鉄筋コンクリート厚さ16㎝(一般的には12㎝~15㎝)。

    ⑤屋根

    ガルバリウム鋼板。多雨な日本は、昔から屋根を出して建物を守ってきた。

    ⑥断熱材

    地元産の自然素材セルローズ吹込み(屋根と壁)、一部石油製品
    (外周壁:旭化成のネオマフォームt=30、床下:アクアフォームt=20、50)。

    ⑦外 壁

    防火、断熱、遮音、耐久性・耐候性(60年以上)の高価なALC t=37
    (旭化成:へーベルパワーボード)塗装仕上げ。

    ⑧内装材

    外周部は大壁、内壁は真壁で、無垢の杉(床t=30)と桧と土に還るモイス。

    ⑨サッシ

    YKK 高性能樹脂窓 APW330 low-E 複合ガラス。

    ⑩性能

    耐震等級3(最高) 断熱等級5(ZEH対応可、4~7)。

    ⑪UA値

    0.59W/㎡K(福島県中通りは4と5地区:4地区基準0.6W/㎡K以下)

  • 目標コスト(税別)
    令和7年3月現在、坪単価:建物100万円以下→22条地域を想定
     「2LDK吹抜け2ロフト」
    A、B、C 3つのプランがございます。
    〇 Aプラン、Bプラン:近床面積 ≒ 1階(19坪) + 2階(7坪) ≒26坪
    ・目標:2,600万(坪100万)+ポーチ100万(庇・階段・手摺)≒2,700万円(坪≒103.8万)
    〇 Cプラン:近床面積 ≒ 1階(19坪) + 2階(7.3坪) ≒26.3坪
    ・目標:2,630万(坪100万)+ 同上≒2,730万円(坪≒103.8万)
    設備は建物から1m範囲、給湯LPGエコジョーズ、照明器具、エアコン1台を含む
    〇 基本グレード
    A、B、C プランにオプション①を採用
    A、Bプラン=2,840万円(坪単価109.2万円)
    Cプラン=2,870万円(坪単価109.2万円)
    ・オプション①:そよ風(暖房・涼風≒140万円(税別))
    ・オプション②:LPGエコジョーズで床暖房≒80万円(税別)
    ・オプション③:エアコンで床暖房≒100万円(税別)
    ・オプション④:ZEH=ソーラー発電≒250万円(税別)
  • プラン

Aプラン

  • ◯ 1F=62.93㎡(≒19.00坪)
    ◯ 2F=23.18㎡(≒7坪)
    ◯ 合計=86.11㎡(≒26坪)
    ■ 工事費:
    目標金額 2,700万円(税別)オプションなし
    ※目標金額について:
    現在、ウッドショックやエネルギー問題があり確定できません。

Bプラン

  • ◯ 1F=62.93㎡(≒19.00坪)
    ◯ 2F=23.18㎡(≒7坪)
    ◯ 合計=86.11㎡(≒26坪)
    ■ 工事費:
    目標金額 2,700万円(税別)オプションなし
    ※目標金額について:
    現在、ウッドショックやエネルギー問題があり確定できません。

Cプラン

  • ◯ 1F=62.93㎡(≒19.00坪)
    ◯ 2F=24.18㎡(≒7.3坪)
    ◯ 合計=87.11㎡(≒26.3坪)
    ■ 工事費:
    目標金額 2,730万円(税別)オプションなし
    ※目標金額について:
    現在、ウッドショックやエネルギー問題があり確定できません。