杉の持つ力

杉の持つ力

杉は建物だけではなく、その中に納められた物の寿命を延ばします

杉の持つ力

杉は建物だけではなく、その中に納められた物の寿命を延ばします
 

杉と人との物語

Cryptomeria japonica

ヨーロッパの「石の文化」に対して、日本は「木の文化」といわれます。中でも「杉」は学名のCryptomeria japonica(クリプトメリアジャポニカ)が示す通り、日本だけに生育する樹木。遥か昔から、さまざまな場面でさまざまにカタチを変え、日本人の暮らしにとけ込み、私たちの暮らしを支えてきました。縄文時代や弥生時代の遺跡から発掘される多量の杉材がその歴史を物語っています。

杉はなぜこれほど人々の営みに深く入り込んできたのか?

それは、幅広い用途、加工のしやすさ、各種効能など人々にとって多くのメリットがあったからにほかなりません。

割り箸から弁当箱、桶や家具、ひと昔前の電柱、建築物に至るまで。

木でつくった家に住み、木でつくった道具を使って暮らしてきた日本の「木の文化」に、杉は大きな役割を果たしてきたのです。


理想の容器 曲げわっぱ

加工性、断熱性能、調湿機能、抗菌効果。

弁当箱やおひつとして今も愛用されている曲げわっぱ。

曲げわっぱほど、杉のメリットを活かした道具もありません。

まずそのなめらかな曲線。杉のしなやかさ・加工の容易さがあってこその美しさです。

そして調湿機能。

杉は多孔性=目に見えない小さな孔を無数に持っており、そこに空気を含んで断熱したり、水分を吸収することができます。それでご飯がベタつかす、温かさやおいしさを保てるのです。

さらに抗菌作用もあるので、腐敗を防ぐこともできます。冷蔵庫やジャーの無かった時代、杉材の曲げわっぱは便利で有能な保管容器でした。


人を癒し、守る。

芳香、抗菌作用、リラックス効果。

花粉のせいでアレルギーと結びつけられがちな杉。

しかし、杉の木自体は逆にアレルギーを防いだり、人を癒す効果があります。

杉は洗剤や接着剤に含まれる化学物質を吸収しやすい特性があり、室内を浄化します。

調湿機能があるので、カビやダニの発生も抑制します。

九州大学大学院芸術工学研究院・綿貫茂喜教授が、熊本県の中学校を対象に地元産の杉材製の机と椅子を使用したクラスと、合板とスチール製の机・椅子を使用したクラスを比較調査したところ、杉材を使用したクラスでは、インフルエンザの流行時期にも欠席率が低いという結果が得られました。

杉材が児童の健康によい影響を及ぼしているといえるでしょう。また杉の芳香には人をリラックスさせる効果があり、杉を使用した寝室では寝付きが良くなるという実験データもあります。


杉を、そのまんま。

ほんとうにあたたかい家に住んでほしい

杉の持つ力と伝統の技法を最大限に活かした「ふくしまの家KUMIKO」。

世界最古の木造建築といわれる法隆寺には檜や杉が使われています。杉は丈夫で長持ちする建材として、古くから使用されてきました。杉材自体の頑丈さに加え、防腐性やシロアリ等の害虫を忌避する作用も、建物の寿命を延ばしてきました。湿気をコントロールする機能や断熱性は、高温多湿な日本の家づくりに最適。

また、杉は建物だけではなく、その中に納められた物の寿命を延ばします。正倉院の宝物が、1300年もの時を経ても鮮やかな色彩を保っているのは、からびつと呼ばれる杉の箱の優れた保存機能によるものなのです。

ふくしまの家KUMIKOは、そんな素晴らしい力を秘めた杉と自然エネルギーで組み立てられています。

KUMIKOをつくる杉の特性

  • 杉は、高い強度と耐久性があります。
  • 杉は、多孔質なので、断熱性(暖かい)や調湿性に優れています。
  • 杉は、柔らかな芳香性があり、リラックス効果を生み出します。
  • 杉には、防腐効果があります。
  • 杉は、VOC(洗浄剤等に含まれる揮発性有機化合物)を吸着しやすい特性があり、室内の清浄化に役立ちます。

 
 
実物サイズで、リアルな生活を体感できる。 
KUMIKOのデザイン・技術を余すところ無く注ぎ込んだ、展示場。 
自然素材へのこだわりとデザインへのこだわりが凝縮された展示場へ、どうぞご来場ください。

KUMIKO展示場へようこそ

杉の特性、伝統構法の技、そして心地よさ。
あなたのその目で、その身体で、その五感で感じてください。
体験したことのない温かさがあなたを包みます。